日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

それはNG!「江戸しぐさ」に学ぶ、嫌われる言葉遣い

2013-02-14 05:07:36 | 日月神示の実践

 <暮らしの歳時記より転載>

 --------------------------------

  

■江戸しぐさの会話術
会話は大事なコミュニケーションですが、同じ話をしていても、会話が弾む人とそうでない人がいませんか? 話題がどうのというよりも、会話が弾む人は聞き上手、そうでない人は話の腰を折りやすい傾向があるようです。会話はキャッチボールのようなもの。返す言葉で話の行方が変わってしまうのも当然です。

そこで、会話のヒントとなる「江戸しぐさ」をご紹介します。
今からおよそ200年前、世界最大の都市といわれた江戸の町で、互いに気持ちよく暮らすために生まれた「江戸しぐさ」は、言葉遣いをとても大事にしていました。もともとが商人のしぐさなので、どんな身分の方にも失礼がなく快い言葉遣いを大切にし、感情を逆なでするような言葉遣いは、心を乱し、いじめや争いごとをまねくため、やってはいけないしぐさとされていたのです。

江戸しぐさは生活哲学。
その会話術も、今の時代に通用するものばかりです。

■戸閉め言葉
「でも」「だって」「しかし」「べつに」「そうは言っても」などと否定して、人の話を途中で遮ったり無視するような言葉で相手をシャットアウトしてしまうことから「戸閉め言葉」といいます。

人の話を最後まで聞かないことは失礼にあたり、謙虚さを大事にする江戸しぐさでは、自己中心的な人とみなされたそうです。
また、自分の話を聞いてくれない人を本能的に避けてしまうため、「戸締め言葉」は相手の言葉を受け入れないばかりか、相手の心を閉ざしてしまう言葉なのです。

■水かけ言葉
人が気持ちよく話をしているのに、「それがどうした?」と冷や水をかけるような冷たい言葉や、「そんなこと知ってるよ」と小馬鹿にしたり、けなすような言葉を「水かけ言葉」といいます。

誰とも付き合わずに暮らしていくことはできませんから、話の腰を折り、人間関係を壊すようなことは慎むべきで、たとえ自分とは縁遠い話題であっても、その場の雰囲気を壊さず聞いているのが、江戸の人々の心得とされていました。

■刺し言葉
「刺し言葉」とは、「だから?」「はーっ?」「それがどうした」など、会話を断ち切ってしまうような言い方で人の感情を逆なでしたり、とげとげしい言葉遣いのことで、「胸刺し言葉」ともいいます。こうした言葉が出てくると、会話を続けたいという気持ちも失せてしまうでしょう。

また、「あなたが悪い!」「どうせ他人」のような、反論の余地もないような断定的な言い方も「刺し言葉」とされ、その場の雰囲気だけではなく、人間関係もこわしかねません。

■手斧言葉
手斧(ちょうな)とは、木材を粗削りするための斧のこと。「うるさい」「馬鹿野郎」「殴る」「殺す」といった乱暴な言葉遣いを「手斧言葉」といい、言ってはならない言葉の凶器とされていました。

ただし、江戸の人たちは、そんな乱暴な返答をされるようなことを自分がしたから、そのつけがまわってきたんだと捉え、「手斧言葉」は言われたほうにも非があると考えていたそうです。

もしかして口癖? 日頃から気をつけて 
このように、感情を逆なでしたり、話の腰を折るようなことを言われると、もう話をしたく無くなってしまうでしょう。

言葉遣いは日頃の癖が出やすいので、言っている方は意外と無意識なことも多いようですが、言われた方はあまり気分がいいものではありません。もし口癖になっていると、その人と心を開いて話をすることもできないでしょう。

江戸しぐさの根底にあるのは、思いやりや気配りです。
言葉ひとつで気持ちが離れてしまわないよう、日頃から注意しておきたいものです。

<転載終わり>

----------------------------------

 江戸の人たちは「閉め言葉」、「水かけ言葉」、「刺し言葉」、「手斧言葉」などに注意していたそうです。「傘かしげ」は知っていましたが、江戸しぐさは言葉遣いまでも大事にしていたとは知りませんでした。江戸の人たちは長屋で暮らす人が多かったようですから、隣人とうまくやっていくために、言葉にも気を遣っていたようです。

 現代人も言葉遣いにはそれなりに気を遣っていますので、「水かけ言葉」や「刺し言葉」、「手斧言葉」などを発する人はあまりいませんが、「でも」、「だって」、「いや」などはよく耳にする言葉です。親友であれば、「でも」や「だって」は少しなら遣っても問題ないと思いますが、近所付き合いの中で頻繁に遣うと関係がギクシャクするかも知れません。

 逆に友だち付き合いや会社仲間の間で、あまりよそ行きの言葉を遣うのもヘンなものです。その場に合った言葉遣いでいいと思います。

 また、家族だとあまり気を遣わないので、「でも」や「だって」を遣うことは多くなるように思います。家族に「閉め言葉」を遣われても気になりませんので、言葉は人間関係により、ずいぶん変わるということになります。弥栄の会にも「閉め言葉」や「刺し言葉」ばかり遣っている東京のYさんという人がいるのですが、最初はヘンな人だなと思っていました。ところが、正直な人だということが分るにつれて、面白い人だという認識に変わって行きました。先日の伊勢ツアーでもYさんは、閉め言葉や刺し言葉を連発していたので、みんな爆笑でした。一種のヒール役みたいになってますので、みんなもYさんの「閉め言葉」を待っています。最近では人気者になってしまい、閉め言葉を言わないと、「体調悪いの?」と言われるようになりました。面白いものですね。

 

 

・暮らしの歳時記


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする