日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

強力な農薬でクワガタやミツバチ、トンボなどが減ってしまった日本

2018-03-22 04:44:04 | 日月神示の実践

 

 昨日の昼くらいから雪が降りだし、夕方には1cmくらい積もりました。ひふみ農園赤城の圃場も一面真っ白になりました。今日は気温が18℃くらいまで上がるようなので、雪は溶けてしまうでしょうね。

 ひふみ農園赤城は、2010年7月からスタートしたので、今年で8年目に入りました。様々な失敗を経て、4年前より無農薬・無化学肥料で安定して栽培をすることができるようになりました。

 無農薬・無化学肥料で栽培している農家は全国で0.2%だそうです。99.8%の農家が農薬を使って栽培しています。自然食品のお店やデパートなどには、有機栽培の野菜が売られていますが、実はこれらも農薬を使っている場合が多いそうです。有機栽培は無農薬だと考えている方が大多数かと思いますが、指定された30種類の農薬であれば、いくら大量に使用しても有機栽培と謳うことができます。

 wikipediaには以下のように説明されています(一部転載)。

有機JAS規格使用可能な農薬は、除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油エアゾル、マシン油乳剤、大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤などの30種類である。

 有機栽培だから安心だと思って、少々高くても購入していた方もいるかと思いますが、実際は農薬を使用した野菜だということです。大手の野菜通販会社の野菜にも、「できるだけ農薬を減らして栽培しています」と書かれていますので、農薬を使った栽培ということになります。では無農薬栽培の野菜はないのかというと、「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんのグループなど、そう多くはありません。

 このように日本では99.8%の野菜が農薬を使用して栽培されています。不名誉なことに、面積当たりの農薬散布量は世界2位ということです(1位は韓国)。

 

 毎年夏になると、ひふみ農園のスイカやトマトに、クワガタやカブトムシがやって来ます。毎年、割れてしまったスイカやトマトに頭を突っ込んで、美味しそうに食べていました。ところが、3年前からクワガタやカブトムシ、カナブンがほとんど来なくなってしまったのです。昨年はコクワガタのメスがトマトを食べていましたが、その一匹だけしか見ていません。ひふみ農園のスタッフたちも、「最近は虫が減ったね」と残念そうに話しています。また、毎年うるさいくらいに鳴いていたセミも、ほとんどいなくなってしまいました。東京多摩地区を流れる玉川上水近辺の方が、ひふみ農園の周りよりも、多く鳴いているほどです。さらに、トマトやナスなどを収穫していると、たくさんのミツバチがブンブンと飛んでいましたが、3年前からはほとんど見かけなくなりました。トンボやチョウチョも減りました。

 先日近所の農家から、最近は強い農薬を使用する農家が多くなったと聞きました。ミツバチやセミなどが少なくなってしまったのは、どうやらそれが原因のようです。その後、懇意にしている種苗業者から、最近はネオニコチノイド系の農薬を使う農家が増えたと聞きました。ネオニコチノイド系の農薬については、名前は知ってはいましたが、ひふみ農園では農薬は使ったことがないので、詳しくは知りませんでした。調べてみると、ネオニコチノイド系農薬が原因で、世界の1/4のミツバチが死んでしまったことが分りました。

wikipediaには以下のように説明されています(一部転載)。

『1990年初めから、世界各地でミツバチの大量死・大量失踪が報告され、すでに2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたとされている。ミツバチ大量死は、2010年現在、カナダアメリカ中国台湾インドウルグアイブラジルオーストラリア、そして日本など、全世界的な広がりをみせている。EU諸国では、ミツバチ大量死事件を受けて、その主要原因物質と考えられるネオニコチノイド系農薬を使用禁止にするなどの対策が講じられている。ネオニコチノイド系農薬3種(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)は2013年12月より2年間暫定的に、EU全域で使用が原則禁止となる。』

 現在EUではネオニコチノイド系農薬の使用は規制されていますが、日本では規制はありません。農薬メーカーなどが反対しているため、日本では現在もネオニコチノイド系農薬は使われています。

 日本は世界第2位の農薬大国です。このまま強力なネオニコチノイド系農薬が使用され続ければ、ミツバチをはじめセミ、クワガタ、カブトムシ、トンボ、チョウチョなどの虫たちはますます減ってしまいます。昨年はコクワガタがたった一匹しか来ませんでした。今年は来てくれるのでしょうか。

 ひふみ農園では農薬を使用しなくても、元気な野菜を育てていますし、近所の農家も自分で食べる分の野菜には、農薬を使いません。スーパーなどで売られている野菜は、ほぼ100%虫食いがありません。虫食いが無い野菜が日本の基準なのでしょうが、少しくらい虫食いがあったとしても、それほど問題はないように思います。これからは、環境浄化、食の安全の方に重きを置く時期ではないでしょうか。

 今週末は中矢代表の講演会が大阪で開催されます。大阪での講演会は5年ぶりだそうです。私も土曜日の朝、大阪へ向かう予定です。懇親会にも参加しますので、関西の会員さんたちと楽しく過ごしたいと思います。

 


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