日月神示の研究と実践

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日米財務官僚の陰謀? 高橋洋一氏が、大衆温泉で窃盗容疑で失脚した件

2009-04-05 14:19:03 | 政治・社会
 小泉・竹中氏の子飼いの高橋洋一氏が、風呂屋で財布を盗んだということで、書類送検された事件は、日米財務官僚によって落としいれられたのではないかと、副島隆彦氏は言われています。

<記事転載>
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副島隆彦です。 去る4月1日(火)の朝刊の社会面の隅(すみ)を見て、私は吃驚(びっくり)仰天した。 
 あの郵政民営化の実行部隊長の、元大蔵官僚の、高橋洋一氏が、(3月24日の夜に)都内の、ご自分の住所の近くのスーパー銭湯というのか大衆温泉で、脱衣場に上がって来たとことで、警察に取り調べられて、隣りの人のロッカーの財布と時計を盗んだとして、窃盗の容疑で調べられて、書類送検(在宅起訴だろう)されたという事件だ。高橋氏の奥さまもご一緒だったと言う。 

(転載貼り付け始め)

● 「窃盗 元竹中氏補佐官を書類送検 腕時計など盗んだ容疑」

2009年3月30日19時 毎日新聞

 脱衣所ロッカーから他人の財布や時計を盗んだとして、警視庁練馬署は30日、元財務官僚で東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)=東京都板橋区=を窃盗容疑で書類送検した。

 高橋容疑者は1980年に旧大蔵省入り。小泉政権時代に竹中平蔵総務相補佐官として、郵政民営化などに取り組んだ。昨年3月には財務省批判の著書を出版し、ベストセラーになった。

 送検容疑は、24日午後8時ごろ、練馬区の遊園地「としまえん」内にある温泉施設の「庭の湯」脱衣所で、60代の男性会社員が使用していたロッカーから現金約5万円入りの財布や、有名ブランド・ブルガリの高級腕時計(数十万円相当)を盗んだ疑い。

 「いい時計だったのでどんな人が持っているのか興味があり盗んだ。大変申し訳ないことをした」などと容疑を認めているという。逃走の恐れがないことなどから逮捕しなかったという。

 被害者の男性からの連絡で同署員が駆け付け、防犯カメラで確認したところ、高橋容疑者に似た人物が映っていた。施設から出てきた際に事情を聴いたところ、盗んだことを認めた。高橋容疑者は妻と2人で温泉施設に来ていたという。

 東洋大広報課は「事実関係を確認中だが、教育者として許し難いことで、心よりおわびしたい。厳正な処分を行いたい」とコメントしている。 【佐々木洋】

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。以上が、事件を報道した新聞記事だ。

 ここの今日のぼやきの「1027」番に、昨日(4月3日)に、アルル君が、同じ事件の、読売新聞の記事を、おしまいの方で引用して、きわめて優れた、高橋洋一氏の経済思想、金融・経済政策思想についての、分析文を載せた。 

 このアルル君の論文ですべて足りている。アルル君の分析文が、当代一流であり、この文章以上の、優れた現下の金融政策の問題についての論究は、他には無いだろう。簡潔で、見事に書かれている。

 私、副島隆彦の考えでは、高橋洋一氏は、自分の古巣の、財務省(旧大蔵省)の主流派の連中に、徹底的に嫌われていたので、こういうひどいやり方の、警察を使った、謀略で、無理やり犯罪容疑者にされてしまって、そして、言論人、知識人としての立場を、剥奪され、失脚させられてゆくのだと思う。 本当に、日本の官僚たちというのは、恐ろしいことまで手を染めるものだ。 私は唖然とする。

 温泉銭湯の、脱衣場に、監視用のビデオカメラが設置されているわけが無い。たとえ貴重品入れのロッカーであろうと、そのようなビデオが設置されているはずがない。そして、高橋氏が、ゆったりと、3時間もかけてお湯から上がってきた時に、警察官が待ち構えていて、「人の財布と時計を盗みましたね」と言って、現行犯で逮捕するなどという、おかしなことを、政治謀略でなければ、出来ることではない。私はあきれ返っている。

 財務官僚たちというのは、自分たちの、内情を、何でも知っている高橋氏を、「3度殺しても殺したり無い」と言ってたのだから、「もう、これ以上、あれこれ書かれる(話される)のは我慢できない」ということで、こういうハレンチ犯罪の形をとって、高橋洋一を、抹殺したのだ。なんという非道はことをする連中だろうか。 

 一昨日の4月2日のG20(ジー・トゥエンティ)金融サミットで、決まったことは、大型の、世界各国協調での財政政策(政府が直接、公共事業疎の他にお金をつぎ込むこと)だ。 金融政策(きんゆうせいさく)派である、高橋氏らは、日本国内での少数派にまわった。

 アメリカとしては、自分たちの言うことをよく聞いた、小泉純一郎・竹中平蔵らの「改革派」を、お払い箱にして、自分たちの言うことを、旧保守派で、旧来の主流派の、日本の財務官僚たちが聞いてくれて、アメリカの「財政政策(=財政出動)重視(ケインズ政策)」の方針に従って、言うことをきくというのなら、小泉・竹中たちを守るのをやめて、追放してもよい、と日本側と合意したのだろう。

 高橋氏は、金融政策(マネタリー・ポリシー)重視派である。これは財政政策(フィスカル・ポリシー)と、見間違ってしまうが、「量的緩和」と言って、ジャブジャブをお札と国債を刷って、市中に流して、景気回復を図る策のことだ。 同じようにお金の大量の刷り出しなのだが、アルル君が書いているとおり、ここは「経済思想の宗教、イデオロギーがちがう」のである。 

 だから、2001年から、竹中平蔵の下について、現場の一線の実働部隊の指揮官であった、高橋氏は、日米の財務官僚たちの合意の下で、切り捨てられて、このような、風呂屋での窃盗罪の容疑という、想像を絶する限りの「辱(はずかし)め」を受けて、消されていく。許しがたいことだと思う。

 高橋洋一は、徹底的に、バーナンキ派であり、プリンストン大学の経済学部長をしていたバーナンキ(現FRBの議長)の元に送られて、3年間、手元で彼に仕込まれた人だ。だが、今回は、バーナンキが、高橋洋一を守っている節が無い。バーナンキも余裕が無いのだろう。

 「国家の暴走(すなわち官僚たちの暴走)」は、本当に起きている。日本の財務官僚も、外務官僚も、法務省官僚(検察もその一種)も、すべて、内部が狂いだしているのだろう。まともな役人、公務員集団では
すでに無くなっている。

 植草一秀氏が、痴漢冤罪(ちかんえんざい)で、竹中平蔵の意向で動くアメリカのCIAの指揮する日本の警察を使っての、権力犯罪で陥れられた事件と同じような構造を持っている、と、私は、断定する。

 ただし、高橋洋一氏は、逮捕されていないので、自宅にいる。「疲れたから静かにさせておきてくれ」という態度らしい。彼自身の弁明や、意見表面がなければ、私も、これ以上は書かない。 しかし、連載を持っていた雑誌や新聞が、次々に、打ち切りになっていると聞くので、やはり、財務省が手を出して、言論弾圧をしているのだ。 高橋氏にこれ以上、発言させるな、という強い権力行使だ。警察(の一部の謀略部隊)を使ってまでする違法行為をしてまで、高橋洋一を、落し入れ、嵌(は)めたのだ。相当に強い権力意思である。

 高橋氏は、今、かなり極度の脅迫を受けている状態に置かれているのかもしれない。 これ以上は、私も想像と憶測でしか書けない。高橋氏が、元気で、出てきて、記者会見をして自分の意見を述べてくれることを望む。

 各省の官僚たちというのは、自分たちが追い詰められると、こんなひどいことまでするのだ。日本の言論の自由、思想表現の自由(憲法21条)は、どんどん危機に瀕している。

 アメリカに洗脳(せんのう)された官僚たちが暴走すると、知識人、言論人、反体制派の人々は、国家の「国策捜査」や、国家暴力、国家謀略の前に、必死の抵抗を余儀なくされる。いよいよ、そういう覚悟をしなければ済まなくなったのだと、私も、静かに決意しなければならない。
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 ●副島隆彦氏のブログ
  http://soejima.to/
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