30日、衆議院安全保障委員会の閉会中審査が開かれ、北朝鮮による弾道ミサイル発射について抗議する決議を全会一致で採択した。

 委員会では、民進党の後藤祐一衆議院議員から、29日のミサイル発射に対する政府の初動が素早かった理由について、事前に発射することがわかっていたのではないか、安倍総理が公邸に宿泊していたのも発射がわかっていたからではないか、との質問が飛び出した。

 以下、後藤議員と、西村康稔内閣官房副長官の答弁。

  後藤祐一衆議院議員 :今回の北朝鮮のミサイル発射の初動について、今日は官房副長官お越しいただいておりますのでお伺いしたいと思いますが、今回、非常に早くJアラートを鳴らした。あるいは総理指示が3分後だった。非常に早い対応されたことは評価したいと思いますが、なんでこんなに早くできたんですか。つまりこれ、実は撃つ前からわかってたんではないか、というような見方をされる方もいます。様々な諸情報から予め分かること事態は素晴らしいことです。予めこれ、わかっていたんでしょうか、副長官。

  西村康稔内閣官房副長官 :私ども、常日頃より、こうした様々な不足の事態も含めて、万全の対応を期せるように、日頃から緊張感を持って、もちろん様々な情報収集・分析等も行っております。その上で緊張感を持って対応している。その一つの結果だというふうに思っております。

  後藤議員 :安倍総理はこの8月の中で総理公邸に宿泊したのはミサイルの発射があった日の前日だけなんです。つまり、公邸に泊まった2日は、いずれもその次の朝、ミサイル発射されてるんです。これは、わかっていたってことじゃありませんか。

  西村官房副長官 :まあ様々は判断のもとで公邸に泊まるという判断をされていると思いますので、そのようなことだというふうに思います。

  後藤議員 :さまざまな判断というのは非常に含蓄のある答弁でございますが、まあ、わかっていたという風に、まあ見えますよね。良いことなんですよ。ただ、バレバレになっちゃいますから、普段からちゃんと公邸泊まった方が良いと思いますよ。8月のうちで2日しか公邸泊まってなくて、その2日両方ミサイルの日って、バレバレじゃないですか。もうちょっと公邸に泊まられることを推薦します。

(「衆議院インターネット審議中継」より)

<転載終わり>

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 8月29日の早朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。今までは、北朝鮮は年間に何度かミサイルを発射しているので、慣れっこになっていて、「またか」と感じたと思いますが、今回は「Jアラート」が発動したため、緊張感が高まりました。

 北海道から北関東までの広範囲で、警報が鳴り、新幹線や在来線も運転を停止しました。早朝いきなり携帯端末が鳴り、驚いた方も多かったようです。普段の着信音ではないので、地震かと思った人もいたようです。

 テレビでも速報が流れました。「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」とアナウンスされたそうです。とはいっても、朝っぱらから、頑丈な建物に避難できた人は、非常に少ないと思いますが。

 こんなアナウンスがあると、ミサイルが日本に着弾すると思ってしまうのではないでしょうか。北朝鮮のミサイルには慣れてはいますが、日本側の対応でかえって驚いてしまいましたね。次回はJアラートにも慣れるので、あまり驚かないと思います。

 多くのサイトでも言っているように、今回も北朝鮮とアメリカの興行なのでしょうね。中国やロシアも北朝鮮のバックにいるので、本来なら表面的には韓国 vs 北朝鮮のはずですね。でも、韓国が親北朝鮮に傾いて来たので、仕方がないのでバックにいるアメリカが出てきたのでしょう。

 第二の日本である北朝鮮は、大国の狭間でうまく立ち回っていると思います。アメリカの属国である日本よりも、ずっと独立国として言いたいことも言ってますし、やりたいこともやってます。日本人は北朝鮮をバカにしていますが、北朝鮮としては、アメリカの属国の日本を哀れんでいるようにも感じます。

 日本がアメリカの属国のままでは、北朝鮮と国交を結ぶことはできません。北朝鮮としては本家の日本があまりにだらしないので、早く本来の気の入った日本に戻ってほしいと考えていることでしょう。北朝鮮をつくった日本人である畑中理氏は、陸軍中野学校の諜報部員と言われていますが、今の北朝鮮の政権担当グループは、中野学校の意思が引き継がれているのかも知れません。大本の影響も多分にあると思います。

 

 

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