キューベルワーゲンのウエザリングの続きです。
▼作業終了時の写真です。作業内容は追加のスミ入れ、チッピング、タイヤの色味修正でした。
▼フィルタリングを終えた後、スミ入れが弱くなってしまった感じになりました。
ローアンバーで再度スミ入れをしています。
▼チッピングをファレホのチョコレートブラウンを使って付けていきます。
ドアの端や角、フェンダーの端などは極細筆を使って付けています。
フロント、リヤのアンダーガードの端はスポンジを使い多めに付けました。
先に極細筆で付けたところにもさらにスポンジで少し追加しています。
▼バルーンタイヤの色味ですが、当初塗った時点で良い塩梅だったのですが、クリアコートをかけたら色が沈み込んでしまいました。
油彩のチタニウムホワイトにアイボリーブラックをほんの少し足してライトグレーを作り、ドライブラシ風にタイヤにこすり付けて当初の色に近づけようと試みました。
▼左が修正前、右が修正後です。
まあまあイメージに近づいた感じがするので、残りも同じようにドライブラシしておきました。
今回はここまでです。最終チェックをして完成です。
次回はたぶん完成写真のアップになると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
すべておっしゃる通りの表現を目指しました。
的確なコンセプトを言い当てられて何も言うことはありません😄
紫外線によるハイライト処理は、基本塗装と油彩で行なったので効果が出たと思います。
バルーンタイヤはコートをかけたら色が変わってしまって😅
なんとか修正できてよかったです。
ちょっと同じ書き方ではつまらないなあと思い、各十番を変えてみました。
ワイパー跡はこの後少し手を入れています。
チッピングの量は控えめにし、砂漠地帯の強い紫外線を意識して塗装しました。
もうすっかり完成間際ですね。
見事な退色感、精緻なチッピング、計算されたタイヤの劣化感が感じさせてくれる強烈な紫外線、昼夜の気温差、そして砂・・・行った事のない北アフリカの過酷な環境が目に見えるようです。
油彩を始めとする各塗料の性質を知り尽くしているからこその表現力なのですね。
あと一息、よろしくお願いいたします(笑)。
バルーンタイヤの劣化感も、見事に再現されていますね!!
フロントガラスのワイパー跡、お見事です。
チッピングやタイヤの色合いも手慣れたもので、流石というしかないですね。
砂埃にまみれた感じがリアルに再現されています。
完成写真が楽しみです。