M247 SGT YORK
1985年8月 開発プロジェクト中止
要求された性能を満たすことができず、M247は50両ほど生産された後、プロジェクトは中止されました。
生産されたサージェント・ヨークのほとんどは、空軍の爆撃演習場で標的にされてしまい、1台は同名の人物の出身地であるテネシー州ポールモールのサージェント・アルビン・C・ヨーク州立歴史公園に展示されています。
他にはアリゾナ州ユマ陸軍性能試験場のワーナー・E・ブルックス歴史展示場に1台、バージニア州ダンビルのAAF博物館に1台、ミネソタ州ミネアポリスのフォート・スネリング軍事博物館に1台、そして1台はアーカンソー州ノース・リトル・ロックのキャンプ・ロビンソンにあるアーカンソー州国家警備隊博物館に所蔵されています。
同時期に開発された西ドイツのゲパルト対空戦車は量産化されて実戦配備されました。
時代の流れによる対地ミサイルの発達によってゲパルトはその活躍の場を失い、現役を引退していた状態であったが、ロシアのウクライナ侵攻によるドローン攻撃に有効性が認められて現在はドイツからウクライナへ供与されている。
タミヤNo.35126、M247 ヨークが完成しました。
オリーブドラブ単体塗装を選んでタミヤのオリーブドラブで塗装しましたが、どうもイメージに合わないためクレオスのオリーブドラブに塗り直しました。
タミヤのオリーブドラブはロットによって色味が変わるそうですが、それは個人的にはあってはならないことだと思います。
製作中の最大のチョンボはクリアコートを吹くべきところを間違ってつや消しを吹いてしまったことでした。
車体の油彩作業でそれに気づき、砲塔だけクリアコートを吹き直してスミ入れ・ウォッシングをしています。
試作の単色車両として、それほど汚さずに小綺麗な仕上げにしようかなと思っていましたが、結局ある程度ダメージを感じる仕上げになってしまいました。
汚さないと気が済まない病に侵されているようですw
またもやデカールにシルバリングを発生させてしまいました。
実車は長期に渡って開発していたのに結局は失敗作となってしまったM247。
模型の方はチョンボもありましたが、なんとか日の目を見ることができました(笑)。
細部には甘い部分もありますが、何卒ご笑覧のほどよろしくお願いいたします。
▲▼対空自走砲はどうしても砲身を上方に向けたくなります。
▼B級SF映画に登場してきそうなスタイル。ドイツのゲパルト対空自走砲と比べると「垢抜けないなあ」と思えてしまいます。
▼最初は、試作車両として小綺麗に仕上げようと思っていたのに、結局チッピングやらなんやらで歴戦の車両っぽくなってしまいました。
▼車体は旧式のM48を流用したため、もし開発に成功したとしても運用上M1A1エイブラムスと随行するには困難が予想されていました。
▲▼砲塔を中心とした埃はスプレー技法で表現してみました。
完成写真は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
>何となくSF的な外形に、リアル過ぎる使い草臥れた感じが堪りません<
超昔のSFではピカピカの未来兵器が出てきたようですが、STAR WARSでは使い古された、ある意味アナログっぽい乗り物を見るとこんなボロボロの兵器もあり、かもしれません😅
>やっぱぁ~ダメージ塗装はhajimeさんのもんだワ~(出雲弁)です。<
ありがとうございます。そう言っていただき、とても嬉しいです。
実は近いうちに米軍の最新試作車両を作ろうと思っています。
これはピカピカの状態で良いのですが、なんとなく迷彩塗装にして汚してしまいそうな自分がいます😅
チッピングは多分控えると思いますww
いろいろやらかしました😅
起動輪の軸の取り付け位置のミス、クリアコートするべきなのにつや消しをかけてしまったミス、それと間違いではないのですが、オリーブドラブ色がイメージと合わず、タミヤからクレオスへの塗り替え、などなど手を焼かせたM247でした。
箱絵の迷彩塗装も素敵なのですが、試作車両らしくしたかったので、あえてオリーブドラブの単色を選びました。
>完成写真はどのように撮影されているんでしょうか?<
クラキンさんが購入された童友社の「ホビー用LED撮影スタジオ」を使っています。
光源がLEDなので、蛍光灯下での青かぶりもなくて色の再現が良くなりました。
光量も調節でき、LED光源は2個あります。
影が少なくなったのは、LED光源のひとつを上向きにし、もうひとつをやや下へ向けたのが原因かもしれません。
この簡易スタジオボックスを使ってからは、コンデジでもなんとか写真の質が上がったと自己満足しています😄
商品紹介ページを貼っておきます。
https://doyusha-model.com/archives/products/3188
>このキット、Amazonのマーケットプレイスでは、5,800円~6,800円で販売されています。<
そんなにしているんですか😨
強気の値段を付けられるということは案外人気のある車両なのですね、知りませんでした。
タコムはかなり高いですが、タミヤを作った感想としては最新のタコムも悪くはないかなと思います。
塗料やウエザリングマテリアルをよく購入するM.S Modelsで20%引き¥8,888(税込)で売っていました(12月8日現在)
https://www.msmodelswebshop.jp/product/38624
恥ずかしながら発売当初を知らなくて、知った時は販売を終了していました。
なので再販で手に入れました。
箱絵からてっきり運用されていたと思い込んでいて、手に入れてから試作で終わったのを知りました。
購入してから8年、やっと成仏させました😅
私も完成させてみて、やっと全体像をつかむことができました😄
M247 SGT YORK、完成おめでとうございます(^^)
いやぁ~いいですねぇ~(^^)
何となくSF的な外形に、リアル過ぎる使い草臥れた感じが堪りません
近未来映画なんかに出てきそう、AFVマニアが監修してやったらリアルに仕上がった(笑)
やっぱぁ~ダメージ塗装はhajimeさんのもんだワ~(出雲弁)です。
素敵な作品をありがとうございました。
製作途中でのアクシデントを見事クリアされ、いつもながらの素晴らしい完成度に眼福です。👏
キットの箱絵は迷彩塗装で描かれていますが、オリーブドラブの単色だとまた違って見えます。
私もこのキット積んでいて、生きてるうちに製作機会が訪れるかは分かりませんが、もし製作機会があれば、貴殿の製作記を思い出して参考にさせて頂きます。
お疲れ様でした。
完成写真に殆どキットの影がないのですが、完成写真はどのように撮影されているんでしょうか? AIで影を消しているとか…。
※余計なお世話ですが、このキット、Amazonのマーケットプレイスでは、5,800円~6,800円で販売されています。(12月8日現在) タコムからも1/35キットが出ていますが、こちらは少々お高いですね。
やっぱり、ゲパルトに比べると煮詰まってないスタイルだと感じます。試作だから仕方がないですね。なんて言えるのも完成した姿を拝ませていただいたから、ありがとうございます。
>いつもとちょっと異なる感じなのは、実戦で受けたダメージというより、長く放置された感を狙ったものでしょうか?<
実戦でのダメージを表現しましたが、なるほどその後に屋外で放置と想定すれば、埃汚れも理にかなうことになりますね。
風雨で塗装の劣化もあり得ますし。
>このキット、再販の予定はどうなのでしょうか?<
このキットは2016年の再販キットです。
一時期、タミヤの再販が目に付くことがあって気がついた時に他のキットも買っていましたが、最近はとんと見ないようです。
私も再販されたら欲しいキットが数点あります。
M247の再販があるかどうかわかりません。
ヨドやジョーシンでの売り出しに気をつけてみるしかないようです。
スマホですと、ブログのバックが白になるのでそれが白バックの写真と相まって写真が小さく見えてしまうみたいです。
>特に下回りがスゴイですよね~。<
戦場を駆け巡ったようになりましたw
ピグメントを使ったのでよりその効果が出ました。
>実際にはここまでの車輛はないということでしょうか。<
米軍に採用されなかったので、おそらく無いと思います。
嘘みたいな話ですが、アメリカとイギリスの士官、議会議員、その他の要人らを呼んだデモで、コンピュータが起動すると、即座に砲を閲兵台に向け始めたため、グループのメンバーが身を隠すために飛び降りた際に数人が軽傷を負ってしまったそうです😱
現在、試作中の車両で展示会出品されているようでしたら、ピカピカで汚れのない雰囲気にすることに抵抗はないのですが、ちょっと古いとそういう気にもならず、戦場を駆け巡ったようにしてしまいました。
>そうだとしても、やっぱりこの方がカッコいいと思います(^O^)b<
ありがとうございます。スクラップや爆撃目標になってしまった悲しいM247ですが、架空であっても頼もしい姿になれてよかったと思います。
いつもとちょっと異なる感じなのは、実戦で受けたダメージというより、長く放置された感を狙ったものでしょうか?
このキット、再販の予定はどうなのでしょうか?
市場では凄い価格になっているようですね。
スマホだと写真が小さくてよくわかりませんでしたけど、PCでみるとやっぱり本物だなって思いました。
特に下回りがスゴイですよね~。
でも、これ途中で生産打ち切りになったんですかあ。
>B級SF映画に登場してきそうなスタイル
確かに~w。
>最初は、試作車両として小綺麗に仕上げようと思っていたのに、
>結局チッピングやらなんやらで歴戦の車両っぽくなってしまいました。
と言うことは、実際にはここまでの車輛はないということでしょうか。
そうだとしても、やっぱりこの方がカッコいいと思います(^O^)b