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小説にイラスト

2008-03-15 | 心の体験的日記
夏目漱石の道草を再び読み始める
全集の1巻
その中に、唐突にイラストが1ページ出てくる
新聞小説には必ずイラストが入るが
本ではまれ
複雑な情景には、イラスト1枚あれば助かるのに
と思うことがあるが、
小説では禁じ手だと思っていた
でもそんなこともなさそう
イラストをふんだんに入れた小説もこれからは
ありかも。

対人恐怖

2008-03-15 | 心の体験的日記
一般に恐怖心を克服するのは、真っ向から立ち向かうか、逃げるしかありません。逃げるのは楽ですが、また同じ状況にさらされてしまうリスクがあります。あなたは、これを恐れているのだと思います。

となると、恐怖の対象に立ち向かうことになります。この一つの穏やかな方策として、しかるべき機関への相談をおすすめしました。

もっと直接的には、当人たちに立ち向かうことです。渾身の力を振り絞って戦うことです。無視されるのではなく、無視するのです。気に障ることがあればそれを広言するのです。これは膨大なエネルギーがいりますが、自分を守るためにはやらなければならないことです。
もしあなたに十分な心の強さがあり、そして、それを支援してくれる友人、同僚や家族がいれば、だめもと精神で、上司、先輩に立ち向かってみたらいかがですか。
  そこまであなたが追いつめられていたことを知らせるだけでも事態が好転するかもしれません。そうなれば、また今の仕事に意欲が湧いてくることもあるかもしれませんし、だめでも前向きな気持ちで転職に踏み切ることができるのではないでしょうか。

ただ、これはいわば最後の戦いです。こうなる前に、その時その場で発生した対人関係上のトラブルをその時その場で解決しておくことも大事です。そのためには、自分の思いをうまく相手に伝える、主張する工夫も必要です。いやなこと、つらいことなどなどをその時その場で表現することです。要するにはトラブルを溜め込まないことですね。

認知論的アプローチとその特徴

2008-03-15 | 認知心理学

認知論的アプローチとその特徴

 認知論的アプローチは、一般的に言うなら、人に内在する知識の形成、貯蔵、運用のメカニズムの解明を目的とするものである。その際立った特徴を3つ挙げておく。

 一つは、人は、情報の受動的な受け手ではなく、既有の知識を積極的に活用して自ら知識を作り出す存在であるとする、構成主義的な見解を採用していることである。

 2つは、観察不能な内的認知過程についてのモデル構築を志向していることである。その多くは、コンピュータ・シミュレーションとしての実現を志向しているが、原理的には、N.チョムスキーの生成文法理論のような、記号表現が可能な計算論レベルでのモデル構築をめざしている。

 3つは、研究手法的には、後述するように、心理学で使われているほとんどの手法が幅広く採用されていることである。行動観察から内省報告、事例報告まで、モデル構築と検証に役立つデータを収集できるなら、厳密な実験的な実証性の制約にそれほどこだわることなく多彩な手法を採用する。


記憶に頼らない

2008-03-15 | ヒューマンエラー
「記憶に頼らせないようにする」
 人の記憶は覚え込む(記銘)ことも、それを貯蔵しておくことも、さらに、思い出す(検索)ことも、あまり巧みではない。記憶はビデオ記録のようなものではないのである。記憶に頼ったばかりにおかしてしまうエラーは意外に多い。
 
2-1)一度に指示・連絡できるのは、情報のまとまり(チャンク)にして最大7まで。馴染みのないことなら、高々5つまで。
 実習1「短期記憶の限界と記憶の脆弱さを知る」<PP6>
      魔法の数7が限界 
 実習2「チャンキング(chunking)を支援する」<PP7,8> 
      チャンクをわからせる 表現
        意味のチャンクと見た目のチュンクを一致させる
2-2)新旧知識とのギャップに注意する
●旧知識は消えない
 ・新システムに変更したときは要注意
●新知識を活性化しておく(提言その3参照)
●旧知識が駆動しないように、状況をがらっと変える

2-3)外化(頭の外に出すこと)による多彩な支援を用意する
 実習3 空書 習熟すると、知識は身体に移行する。

●口に出してみる
  ・自己確認
  ・周囲による確認支援
●動作にしてみる
  例;指さし呼称
      確認機能、行動調整機能、情報共有機能
●見えるように
  実習4「再認(見せて選ばせる)は再生よりやさしい」
      <PP9、10>
  例;ポストイットの活用 
  例;道具箱の整理整頓
     置き忘れのチェック