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[昨日とは違う]ブログより
2014-04-04
学習力トレーニング(海保博之)
書評
『学習力トレーニング』は認知心理学の知見をベースに勉強をより質の良いものにするための技法や考えどころを提案している。
提案するのは9つの力
1. 集中力
2. 記憶力
3. 問題解決力
4. 自己洞察力
5. 失敗力
6. 時間管理力
7. 文章表現力
8. 発表力
9. 会話力
1つの章に1つの力が説明されている
これらの力は、おそらく多く人が身につけたいと思っている力ではないだろうか。私自身そう思いつつも、これらの力をつけるために特に努力をしてこなかった。この読書を機に、この力を身に付けようと思っている。本書はそのための考えやトレーニング方法が具体的に示されている。なので各々の力について詳しく知りたい人は本書を読んでもらうとして、私は本書全体にある考えについて書きたいと思う。
本書全体を通じて3つの考えがある。
• 自己モニタリング
• 自己コントロール
• 知は力なり
各々について簡単に説明する(自己モニタリングについては自己洞察力の章で、自己コントロールについては失敗力の章で特に書かれている)。
自己モニタリングとは
自分の心と行為を監視(monitoring)することです。
自己コントロールとは
自分の心と行為をコントロールすることです。
この2つ考えには、頭の中の小人(ホムンクルス)という概念を使います。「頭の中にもう一人の自分がいる、という考えです。」
知は力なりとは
知は力なりとはフランシス・ベーコンの言葉です。本書では「知識は、何事によらず、状況を深く精緻します。」と書かれている。
この本を活用するためにこれら3つの考えが大切である。自分の力はどのくらい有り、どのくらい使えるかを確かめる。そして、その力に関する知識を増やす。と、なんだか当たり前に知っていることのような感想になった。しかしながら、このことから分かるのは、私にはこれらのことができていないということだった。