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クリティカル・シンキング

2013-03-01 | 認知心理学
「自分自身の考えを批判的に吟味するための指針」  

「クリティカル・シンキング(入門編、実践編)」(E.B.Zechmeisterら著、宮元博章ら訳;北大路書房)という本があります。  


クリティカルシンキングとは、「自分の考え方を批判的にみずから吟味することで、より妥当な思考ができるようにしよう」というものです。思考についての自己洞察の具体的な方策の典型です。

 以下に示すのは、その本の中で提案されている90個の原則の中から学習力の向上に役立ちそうなものを拾ってみたものです。一部、表現を変えてあります。  

本当は、もっとたくさん引用したいのですが、いかに訳者許可ずみとはいえ、このあたりが引用してよい限界です。ぜひ、本のほうを一読されることをすすめます。

なお、この本に基づいた同じ訳者のマンガ入り解説本(「クリティカル進化論」北大路書房)も出ています。

原則45「効果的な学習計画を立てるためには、最初に全体を 見通 して、学習が容易な部分と困難な部分とを見分けよ。」

原則49「学習の最中や終了後に、本当に理解しているかどう かを 自分でテストせよ。」

原則51「記憶を過信してはならない。記憶はものごとの正確 なコピーではなく、推論によって再構成されたものなのだ。」

原則52「自分がどのような推論によって答を出したのかをよ く考 えよ。」

原則58「問題を解き始める前に、プランを立てる時間をとる こと。」

原則61「複雑な問題に取り組む時には、下位目標を設定せよ。」

原則62「解決の途中で、プランの再調整、遠回り、後戻りが 必要 なこともある。そのことを念頭において、解決過程を モニタリン グせよ。」

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