退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#67:また日本に帰ります。

2013-07-07 21:15:05 | アメリカ便り
あさって、また日本に帰ります。
4月に帰ったばかりなのですが、息子が帰りたい(行きたいではなく帰りたいです)と言うので、1人では何もできない息子のため私も帰ることになりました。
息子、22歳なんですがね。
24歳の姉と違って冒険心が足りないと言うか。
小さい時から新しい環境と言うのを受け入れるのに時間がかかる子でした。
そしてクラスが変わるたびに心配で寝れなくなるような子でした。
でもこんな子達を、私は生後10ヶ月から毎年夏に1ヶ月日本で過ごす為、丸一日かけてアメリカ中西部から日本に帰ってました。
今考えても恐ろしいくらいたいへんでした。
小児科医に飛行機の中で、どうしたら静かにさせることができるか聞いたら、“べネドリルをあげなさい”と、いとも簡単に言われました。
このベネドリル、アレルギーの薬で眠気を起こさせます。
だから毎回飛行機の中では、この薬を飲まさせて4時間ぐっすりと眠ってもらいました。
でも当時、日本の飛行機会社のスティワーデスは親切丁寧で、時々子供達を抱っこしてくれたりといろいろ助けてくれました。
今は、もうそんな親切をしてくれる客室乗務員は見当たらないですが。

眠りから覚めるとまたたいへんでした。元気が出て。
狭い飛行機の通路を走りまわったりもしました。
でも不思議と他の乗客から怒鳴られたことはありませんでした。
皆さん辛抱強かったと言うか、子供はうるさいものと承知をしていたのか。
今、これをやったら即怒鳴られるでしょうね。
飛行機に乗っただけでも、なんか日本だけじゃなく、世界が世知辛い世の中になってきた感じがします。
心にゆとりがなくなっていますね。

息子も娘ももう大人(??)。
離れて暮らすため、たまにしか会うことがありません。
おまけに息子なんかは、一緒に寝るほど携帯を手放さないのに、どういうわけか私からの電話はことごとく無視されます。
はっきり言って頭にきます。
でも友達曰く、“嫌っていたら、いくら行きたくてもお母さんとなんか一緒に旅行なんかしないよ”だって。
それもそうか。
だから私、退職金使い切ってもいいから、息子娘と旅行できる間は旅行します。
亭主が働き続けていてくれるから。
感謝しないとだめですね、亭主に。

では、また。

ハブグレのマミー

#66: 犬、人間のベストフレンド

2013-07-06 16:10:59 | アメリカ便り
先日見た“Nova(ノヴァ)”で我々のベストフレンド、ワンちゃん、のことがいろいろわかりました。 

先ず犬の祖先ですが。
サイエンティストは、グレイウルフ、ジャッカル、コヨーテ等いろいろな種類の犬種族のDNA(ミトコンドリアのDNA)を調べた結果、
犬とグレイウルフのDNAは、99.8%同一だったそうで、現在の犬はグレイウルフを唯一の祖先として進化してきましたことを発見しました。

そして、グレイウルフがどのようにペット化して行ったかを調べました。
先ず、野生グレイウルフの生まれて間もない赤ん坊を、生みの親と話して子犬と同じように育てたそうです。
最初は、子犬と同じような行動を見せていましたが8週間を過ぎるころから、野生の本能が出てきて生後4ヶ月には、手がつけられなくなった為に野生のグループに戻したそうです。

今度は、同じ犬種族の狐で同じようなことをしました。
赤ん坊の中から一番おとなしそうなのを選んで子犬のように育て、それを同様に選んで育てた狐と交配しました。
できた子供を1代目として、この行為を、つまりおとなしい狐を選んで交配することを3代続けることによって、犬のような性格(おとなしい)の狐になったそうです。
おとなしいと言う形質を持つ狐を選んで交配することによって3代目で狐がペット化したと言うことです。
またこのおとなしいと言う形質は遺伝子によって決められるそうで、その遺伝子の位置(染色体17)もわかっています。
おとなしいと言う性格に伴って、外見も著しく変って行ったそうです。
尻尾が短くなったらリ、カールしたり、毛の色が変わったり、耳の形が変わったりと。
つまり、ペット化するにつれていろいろな形(種類)の狐ができた来たそうで、これと同じことが犬でも起こり、更に選択と交配によって様々なブリードの犬ができたのではないかと言ってました。

犬と人間の接触によって、お互いが癒されますが(そうです、犬も癒されるのです)これは、視床下部から分泌されるオキシトシンと言うホルモンが増加することによってリラックスするからだそうです。
それ故オキシトシンは幸せホルモンとも呼ばれるそうです。
反対にアドレナリンは、闘争ホルモンとも呼ばれ、ストレス状態(何かに恐れている状態)におかれた犬で増加が見られるそうです。
そして何かに恐れている状態の犬と言うのは凶暴になるそうです。
つまり恐れは凶暴性を呼ぶそうです。
人間と同じです。

犬が思った以上に知的であるということも番組は語っていました。
良くチンパンジーがスマートだと言いますよね。
でもチンパンジーは、人間のする“指さし”の意味がわからないそうです。
犬は解かるんです。
そして2歳児の頭脳を持つことができるそうです。
もちろん育て方次第でしょうが。

他にもまだありますが、一応この辺でやめておきます。

これが、ペット化して


このかわいい闘争心の無いハブちゃんとグレーシーになったのです。



ハブグレのマミー







#65:犬、人間のベストフレンド

2013-07-05 20:46:51 | アメリカ便り
今日は2日ほど前に見た、パブリックTVのある番組が興味深いものだったので皆さんにお知らせします。
パブリックTVは100%寄付で運営されているテレビ局のことで、日本のNHKに近いでしょうか。
過去に放送された番組とかの再放送が多いですが、それでも日本のテレビと同様、各種リアリティーショーが多くなってきたアメリカのテレビ番組を見るより遥かに興味深いです。
パブリックTVでは、主に勉強になる番組が多いですが、番組の種類は非常に幅広いです。
パブリックTVのなかで私が好きな番組は、アンティークロードショー、ネイチャー、ノヴァ、グローブトラッカーなどがあります。
と言っても皆さんには、お解かりにはならないので簡単に説明すると、
アンティークロードショーは“何でも鑑定団”みたいなもので、一般が家にあるお宝を鑑定してもらう番組です。
ネイチャーは、いろいろなサイエンス関係の発見、研究を見せてくれます。
ノヴァもネイチャーに近いですが、サイエンス関係ばかりではないです。
グローブトラッカーは、現代版“兼高かおる世界を回る”です。

と書いた所で非常に眠くなったので続きは明日にします。
すいません。
朝、隣の人がトレイルウオークに行こうといったので、一緒にいったら10キロ2時間近く歩くことになってしまった。
それも登りも下りもあるというもの。
おまけにぐちゃぐちゃ、亭主や、子供も悪口を言いながら歩いたので余計疲れました。
午後からは、ハブちゃんの薬を取りにあちこちに行って、おまけに娘の引越し荷物を車一杯取ってきました。
もちろんアメリカ中西部の夏90度以上はある中。
ハブちゃんの一つの薬1か月分が100ドル近くするので、ネットで探したらなんと55ドルで買えることが解かりました。
次回からはネットにします。

では今日は本当にすいません。
年ですからね。

ハブグレのマミー





#64: ハッピー インディペンデントデイ

2013-07-04 23:08:30 | アメリカ便り
1776年7月4日、アメリカは大英帝国から独立しました。
一般には、インディペンデントデイというよりは、ジュライフォース(July 4th)として知られています。
また花火の日としても有名です。
と言うのは、アメリカのほとんどの州は花火を禁止していますが、この日だけはアメリカ全州で花火を大々的に行っても良いことになっているからです。
だから、すごいですよ。花火が。
各市が競って花火大会を催します。
花火のほかにも、野外コンサート、飛行機ショー、カーニバルなどいろいろな催しも行われます。
本当に市ぐるみの大きなパーティーといった感じです。

去年、わが市は干ばつのため花火が禁止となりました。
花火のないJuly 4th は本当に気の抜けたビールのようなものでした。
そのせいか、今年の花火はどこの町も豪勢にやっていました。
私達は、毎年July 4thには隣の家(あのリンパ腫の犬がいる家)のパーティーに行くのですが、そこの家から180度地平線が見渡せます。
そしてその180度の地平線上に12,3の各町内で行われている花火大会が見えます。
わたしたちのパーティーでも、例年花火大会をします。
このパーティーには決まりがあります。
先ず、我がレッドネックタウンに毎年2,3日だけオープンするテント小屋にいって花火を買ってくる。
大体1人50ドルぐらい使います。
今年は、セールがあって250ドル分花火を買うと50ドル分の花火をくれると言うので、皆で50ドルずつ出し合って250ドル分の花火+50ドル分タダの花火を手に入れました。
自分で花火を買ってパーティーに来た人達もいるので結構の量の花火となりました。
そしてJuly 4thと言えば、バーベキューも付き物なので、ディナーはもちろんBBQ(バーベキュー)でした。
ちょっと焦げ気味のブラットワースト(大きいソーセージ)でしたが、まあまあでした。
私は、春巻きを作りましたよ。
あっという間になくなりました。
私は、2つばかり春巻きをリンパ腫の犬(タヤ)にあげたらおいしそうに食べてくれました。
飼い主は、タヤが何も食べてくれないといっていたのですが、私の作った春巻きは本当においしそうに食べてくれました。
もっと欲しそうにしていたけど、下痢なんかしても困るので結局は、3つだけ食べさせました。
明日の分用に3つあげときました。
ディナーが終わりに近ずいた頃から花火が始まります。
遠くに各町の花火を見ながら、私達の花火も充分に楽しみました。
あー、楽しかった。
家に帰ってくると、大きな音、特に雷と花火が大嫌いなハブちゃんが地下室に隠れていました。

かわいいハブちゃんとゆり


庭に満開に咲いたミント科の花


グレシー


花火を売っているテント小屋



テント小屋の外観









#63: 盗聴と情報処理能力

2013-07-03 16:11:41 | アメリカ便り
昨日の続きをちょっと。
アメリカはもう大分前からテロ容疑者(サスペクト)の盗聴等を行っています。
2代目ブッシュの時のそれは結構有名でいろいろな物議(賛成か反対か)をかもし出しました。
しかしですね、私が問いたいのは、せっかく盗聴、情報収集してもそれを的確に判断(情報処理能力)してテロを阻止すると言うができているのかと言うことです。
特に良い例が9-11です。この時なんか、テロリストの家族情報や、旅行スケジュール、おまけにフロリダで飛行機操縦のクラスまでとっていた事等、テロリストに関する莫大な情報を手に入れていたのです。
が、あの9-11が起こったのです。充分な情報があったにもかかわらずあのような悲惨なテロが起きたのです。
事件が起きてから何年も経って、国家機関における情報処理の甘さが非難されました。
そしてこの情報処理の甘さは、事の重大さを読めなかったことと国家機関同士のコミュニケーションの悪さによるものが大だったといわれました。

昨日の統計も情報処理の一つの方法です。
そしてサンプリングが適切でなかったら統計結果に影響がでると言いました。
今日のは、サンプリングが充分/適切でもそれで得た情報が適切に伝えられていかなければネガティヴにしかならないと言うことです。

でも、盗聴とかの情報収集をしてその人がテロリストらしいと判明しても、その人が実際に何か法に違反するようなことをしなければ国側としては何もできないわけですよね。でも何かをしてしまったら遅すぎるし。この場合はどうしたら良いのでしょうか。何か良い考えありますか?

先程、隣の余命6ヶ月のリンパ腫と診断された犬の所に行ってきました。
なんと、抗がん剤投与を始めたそうです。3000ドルです。
これで伸びる命は、2ヶ月ぐらいだそうですが。
これが高いか安いかなんともいえませんがね。
保健所からもらってきた2匹の犬に、この隣人は合計13000ドルを払いました。

明日は、独立記念日つまり、アメリカがイギリスから独立した日です。
この日は、あちらこちらで花火が打ち上げられます。
私が住む家は、小高い丘の上に建っているのであちらこちらの花火が一望できます。
皆さん明日は、花火の写真を楽しみにしていてください。

ハブグレのマミー