考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

伝統というつながり

2010-04-18 20:59:56 | 徒然なるままに

昨日とはうって変わって快晴の穏やかな朝を迎え、
今日は久しぶりに秩父宮に行ってきました。
シーズンを終えて、しばらく経ちましたが、ラグビー観戦へ。
大学ごとにOBも交えたチームが対戦するオール戦というのがあるんですよ。
今日はその早稲田大学と明治大学が対戦する全早明戦でした。

この試合はミスター・ラグビーの称号の似合う元木由記雄選手の引退試合となるということで、注目を集めていました。
元木選手は、明治のOBで、日本代表のキャップ数は79を数え、歴代最多。
まさに日本ラグビーを代表する選手なんですよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100418-00000057-jij-spo
当然、ラグビーのような身体をぶつけ合うスポーツですからケガも多く、満身創痍だったでしょうし、
パニック障害を患ったとも聞いています。
そういう中で、これだけの長い期間、高いパフォーマンスで日本のラグビーを背負ってきたのは素晴らしいですよね。

その元木選手は、ボクと同年代で、学生時代はボクが応援する早稲田に立ちはだかって、明治ラグビーの黄金時代を築いていました。そういう意味では、嫌な思い出しかないんですけどね。。。

試合は、早稲田も明治も日本代表クラスを何人かそろえる豪華なメンバーで、
特に前半は明治の勢い・力が随所で早稲田を圧倒するような展開でした。
学生時代を思い出させるかのように、中心で鼓舞する元木選手がいて、
明治の選手は早い出足で、見事なタックルを決めていました。
まさに、元木魂を引継ぎを行っているような好ゲームでしたよ。

その元木選手も後半10分に、スタンドから残念な「え~」という声と拍手に送られてベンチに去り、その交代が影響したわけではないんでしょうが、リードしていた明治が最後は早稲田に逆転されて、
試合結果は、52-45で早稲田の勝利でした。
ラグビーの試合にしては、両チームとも点数が多く、ちょっと大味な試合だったかもしれませんが、大学の現役選手とOB選手のつながりとなる良い内容だったと思います。

その元木選手以外にも、全早稲田の上村康太選手など、何名かがこの試合を最後に現役を引退しました。
試合終了後に、両チームでその選手たちを一人ずつ胴上げしていたんですよね。
ノーサイド。
良いものを見せてもらいました。

ラグビーはオフシーズンですけど、大学生は卒業・入学があり、
また新しいチームが生まれて、新しいシーズンに臨んでいるわけで、
こういう伝統があらためて吹き込まれたチームがどのように育っていくのか?
今年も楽しみにしています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬と春の間 | トップ | 早帰りの夜に »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然なるままに」カテゴリの最新記事