考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

最小不幸社会

2011-09-13 23:37:47 | 徒然なるままに

野田首相の所信表明演説があり、いよいよ正式にどじょう内閣がスタートしたといえるだろう。それにしても、人事の話題が尽きたと思ったら、どじょう内閣は早速、つまづき(罠?)の連続で、スタートラインに立つ前から、まさに泥沼、泥の中。前途多難としか言いようがない。

一方で、歴史が判断すると豪語した菅前首相の菅内閣・・・

私は歴史家ではないが、せっかくなので、少し思い出してみたい。

菅前首相が唱えた「最小不幸社会」。

就任間もなく、「脱小沢」の賞味期限が切れ、地震と原発で信を失い、宰相不幸社会とまで揶揄されたことはまだ記憶に新しい???ことはなく、残念ながら、日に日に忘れられているようにも思うが、どうだろう。

その宰相ではなく、最小不幸社会について。

ある意味、菅直人という人柄、政治哲学を感じる視点でもあり、正直なところ、国家のトップが語る言葉ではないとも思う。不幸を否定する、脱不幸・・・「脱」「奪」で国会だけではなく、官邸までも上り詰めた感覚、菅の核心からの思いではなかったか。

ただし、不幸を見たらきりがない。不幸は千差万別、そして、比較論でもある。

「不幸」を意識すれば、一つの不幸の先にまた次の不幸が来る。“引き寄せの法則”ではないが、いたちごっこは終わらない。その点では、政治の方向、国の方向としてはあまり良い視点とは言えなかった。

 

そんなことを改めて感じたのは、野田首相の演説ではなく、ヘビースモーカーさんという方からの私の記事へのコメント・・・

『禁煙ファシズムと戦う』

http://blog.goo.ne.jp/hoddy/e/082813dc23461c2a89c55a4f860a311d?st=0

※もう5年以上も前の記事だったんですが、読んでいただき、ありがとうございます。

 

言葉足らずで、誤解を招いた気がするのですが、別の視点からもう少し私の意見を補足させていただきます。

 

「不快」を排除するのは、非常に困難であり、不快の次には不快が来るのは世の常。

それだったら、不快を排除するのではなく、「不快」をも許容する社会、おおらかな、懐の深い社会を目指す方が健全で、「快」を招く結果になりやすいと思うんですよ。

先日、9.11から丸10年が経ったわけですが、アメリカでは失われた10年とも言われているようです。不毛な、終わりなき“戦い”は、違う価値観を排除すること、人の感情、感覚を制御するのは困難なことの証左とも言えるように思うんです。

だったら、許容できる不快の範囲を極力、保つ努力の方がまだ前向きであり、人間らしいのではないでしょうか。

 

そんなことを書きながら、頭を巡っていたのはSACHIKO。ばんばひろふみさんの名曲です。

不快を数えたら両手でも足りない。そろそろ不快も飲み込もうじゃないか。

皆さんの周りにもそばにいてくれる人がいるでしょう。快も不快もみんなで分かち合う、そういう正心誠意はどうですか?

 

 

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい意見ですね。 (moto金田浩)
2011-09-16 19:57:03
まったく、同感です。

ところで、この歌は良く歌ったものです。

あれから幾年月か、懐かしいです。
返信する
re:いい意見ですね。 (hoddy)
2011-09-17 12:49:30
moto金田浩さん、コメントありがとうございます。

すみません。生意気なことを書きまして。

それに比べて、こういう名曲は言葉少なに、いろいろな思いを伝えてくれる。すばらしいですよね。
こんな風に私も表現できるようになりたいものです(笑)。


返信する
幸せを語ったら~不幸せ語ったら~を語ろうか (村石太マン&モンキードクタールフィ)
2012-12-02 20:26:43
ばんばひろふみ sachiko で プログ検索しています
今 動画で サチコ 聴いています。名曲ですね。
この唄 私的には 最高です。
幸せ 不幸せ 人は 抱えていますね
思い通りに 生きれたら 幸せですね。
それが 悲しい恋 では 悲しいですね。
素敵な愛が たくさん ありますように。
音楽同好会(名前検討中
もうすぐ 衆議院選挙ですね。
返信する

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