考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

渡る世間に鬼はない

2006-10-20 23:42:13 | 徒然なるままに

いよいよドラゴンズとファイターズの日本シリーズが、明日から始まりますね。
心情的には、やはり新庄選手のいるファイターズ、駒大苫小牧の無念を晴らしてくれと・・・よく分からない応援をしたくなっている状況です。
でも、相変わらずテンションの低い落合監督のインタビューは冷めますね~(優勝時の熱い涙はどこに行った?)
どこかのボクサーのように盛り上げる必要もないと思いますけど、「プロ」野球はエンターテイメントですから、もう少し何かないものでしょうかね。(インタビュワーの責任もあるのかも知れませんけどね。)

アメリカでは田口選手のいるカージナルスがメッツとの激戦を制してワールドシリーズへ。
残り少ない野球の季節ですけど、楽しみは多いですね。

一方、シーズンを終えたチームも選手も悲喜こもごもの時期を迎えていますね。
引退、解雇、トレード、ドラフト(入団)・・・
華々しく去る人もいれば、ひそかに去る人もいる・・・
そして、その去る人の数とほぼ同じだけの新しい人が入ってくる。

去る人・・・
プロ野球の世界に入れるような人は、きっと多くが物心ついたときからボールを投げてバットを振っていた人だと思います。そうなると、ボールとバットは体の一部であり、人生の一部だったわけですよね。
そんな長年の思いを残して去る人も多いのでしょう。
ほとんどの人が野球人生より、それ以後の人生のほうが長いわけですけど、新しいステージをがんばって欲しいですね。

みなさん、ハローです。ホディです。

プロ野球のさまざまなニュースで、ボクが一番理解できないのが「ポスティングシステム」。
制度としては、フリーエージェント(FA)の権利を取得する前に、球団の承認を得てメジャーリーグのチームに移籍すると言うものですけど・・・
今回この制度を利用するのは、ライオンズの松坂投手やスワローズの岩村選手はほぼ決定のようですし、タイガースの井川投手なども噂されていますよね。
何が理解できないかと言うと、なぜこんな制度が公然と報道できるのか。
「人身売買」じゃないか?とボクは思います。

簡単に書くとこんな感じです。
日本(以下J)のチームが所属の選手を売りに出して、いくら出しますか?とアメリカのメジャーリーグ(以下M)のチームに聞く。
じゃあ、●億でと一番高い金額を提示した(M)チームと、(J)チームが交渉してまとまれば移籍が実現できる。(M)チームのどこに行くかという選択には選手の意思は関係ないわけです。
もちろん選手はこういう制度であることを理解したうえでメジャーリーグへの移籍を希望するんですけどね。
※そもそもドラフトやトレードも同様ですけど、ここでは触れませんね。
関連記事:ドラフトと代理出産

松坂投手や岩村選手の夢が実現することは良いことだと思います。
そんな光の陰には、同じような夢を持っている選手でも、球団の理解が得られないために断念せざるを得ないことがあるわけです。本当は、できるだけチャンスは平等であるべきではないでしょうか。
こうなると、そろそろ本気で「野球協約・統一契約書」の改正をする時期に来ているような気がしますね。
誰か、この野球協約が憲法に違反する(13条、18条、22条)と訴えてみる気はないんでしょうか・・・

と、書きつつ、本音は・・・
「日本の宝」を海外にカネで売るな!
と言うボクの狭い心かな・・・と思ったりもしています。

話は変わりますが、藤岡琢也さんが亡くなられたというニュースが流れていますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061020-00000311-yom-ent
すっかり代表作となった「渡る世間は鬼ばかり」・・・このドラマの題名は「渡る世間に鬼はなし」をもじったんでしょうけど、いつの間にか元々の言葉より認知度は高くなっていますよね。「渡る世間は鬼ばかり」ということわざがあると思っている人も多いのではないでしょうか。
確かに、鬼ばかりと感じることも多いですよね。
そういう時代だから、こういうドラマの名前がついたのか?
こういう時代を先見して、こういう名前をつけたのか?

そんなことを感じながら、藤岡さんのご冥福を祈っています。

ドラマと言えば、この秋は久しぶりに“連ドラ”を見ています。
この二つ、「僕の歩く道」「14歳の母」
今週はどちらも二回目でしたね。

一方は、心身障害者、ノーマライゼーション、
もう一方は、親子、出産、
ボクが単語で表せばこんな感じでしょうか。
結末がどうなるのか?想像していますけど、分かるような、分からないような・・・
草なぎくんの最後のシーンは、自転車に乗っているか、動物園を掃いている映像が思い浮かびますけど、どうなんでしょう。
「14歳の母」は順当に行けば志田未来さんが赤ちゃんを抱いて笑っている映像なんでしょうけど、そう単純に行くのか、どうなんでしょう?

ちなみに、ボクは「14歳の母」の父である生瀬勝久さんに自然と感情移入しています。そういう年齢なんだと感じつつ、本当に自分の子どもがそんなことになったときにどういう行動になるのか・・・
自分で自分が怖くなりますね。
それにしても、田中美佐子さん(数少ない同郷人!)は良い母(の役)になったと思います。(話が右へ左へそれすぎですね。)

ついでに最後に大きくそれることを許してください。
そんなボクが一番願っているのは・・・
志田さんが、先輩である「15歳の母」、杉田かおるさんの後を追うのは止めてほしいな。
なんちゃって。


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