周囲の風景も、何となく華やいできて、いよいよ春の到来を感じ始めています。
近所の公園では、梅の花が満開になっている木も目立ってきていました。
梅の場合も、木・種類によって、結構、咲き方も違うんです。花の咲き具合はもう終盤だったり、あるはまだこれからという状況だったり、色も白だったり、ピンクだったり・・・桜に比べて少し華やかさに欠けて、なかなか良い写真が撮り難いと思うのですが、味のある花ですよね。
そして、梅といえばやっぱりその香り。
春が来たと、目だけではなく、鼻でもしみじみと感じることができます。
でも、この季節・・・やっぱり花粉が辛い。
せっかくの梅の花の香りも、くんくんとするのはマスク越し。しかも少々自重気味。
思いっきり深呼吸してみたいものです。
その花粉、今年は非常に多いらしいですよね。
スギ花粉の飛散量は、環境省によると昨シーズンの2~6倍、多い地域では10倍以上だとか。今朝の日経新聞、地域総合面の「時流地流」というコラムでも、“春は今や、国民の4人に1人が罹患者とされるスギ花粉が猛威をふるう季節だ”と、そんな花粉の話題でした。
そのコラムでは、東京都が10年間で飛散量を2割削減するという対策を講じているような話も紹介されていましたけど、どうなんでしょうか。何となく、五十歩百歩という気もしますよね。
というのも、ボクは1月の初めくらいからここ数年、花粉症らしき症状がスタートしているんですよ。
本格的なスギ花粉の飛散は今週くらいからということらしいのですが、ボクの場合は少量でも反応するような精密さがあるかもしれないんです。そうすると、2割減っても・・・という弱音も出てきます。
ちなみに、そんな症状もあり、しかも今年の花粉は大量と聞きますので、さすがに今年は耳鼻科に行って、薬をもらって対策したんです。もらった薬は朝飲む「クラリチン」、夜飲む「シングレア」、点鼻薬の「ナゾネックス」、目薬の「パタノール」、そして酷い時用の「プラデスミン」と全部で5種類。(これは薬漬け???)
ということで、今年は市販の鼻炎薬は使わないでいけています。少なくとも眠くならないという点では、やっぱり病院で処方してもらうほうが良いですね。こんなことなら、もっと前から行っておけば、という気もしているくらいです。
そんなボクが、うーんと思ったのが、同じ今日(2011.2.21)の日経新聞の今度は社会面の記事。
「大気汚染 花粉症悪化、仕組み解明」
大気中の汚染物質が花粉などと反応してアレルギーをより起こしやすくなる仕組みがあったのだとか。
ボク自身の花粉症との出会いから・・・生まれ育った島根から東京に出てきてから花粉症が発症したという点・・・、こういう説には非常に納得感があるんですよね。(たまたま年齢の問題とか、あるいはストレスや体調自体の問題だったりするかもしれませんけど。)
前にも書きましたが(考える葦のブログ「排除の論理」)、
基本的には花粉でも何でも排除の理論はあまり好きではなく、花粉ともともに過ごせる環境・身体作りをぜひ、考えてほしい・考えたいです。そういう意味では東京都の2割削減よりも、もっともっと時間がかかるのでしょうが、こうした花粉(本当は自然にあるはずのもの)を悪質化してしまうような仕組みこそ、本質的には対策をしていかないといけないものなんだと思うんです。
いよいよ今週末にかけて、気温もまた高まり、春の勢いが増してきそうですよね。
今年こそ、花粉とも上手に付き合えるように、自分なりにいろいろとがんばってみます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます