考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

未知への期待

2011-07-13 23:17:28 | 徒然なるままに

今日よりも明日はきっと良くなる。

私たちは、そんな淡い期待を胸に秘めつつ、今を生きる・・・

思えば政権交代もそうだった気がしますし、毎年、顔が変わる日本の首相にもそうだったのでしょう。今の首相は最悪だ、誰がなっても今の首相よりはましだろうと。
事実、ここ数年続いている首相の交代の世論の前には、私も同意で、今の菅直人首相に対しても多くの人と同様に次の首相に期待している。

奪、脱、でいろいろなものを否定するだけでここまで来た菅首相。
今回の脱原発依存、「原発に依存しない社会を目指すべき」という発言には同意・応援するものの、次の“奪、脱”ネタが出て来るまでのつなぎか?と思えてしまうあたりが、レームダック:lame duckの実態ではないかと感じています。
少しでも菅直人という政治家に期待した立場としては、言葉ではなく、わずかでも本当の成果を残せるような、泥臭い仕事を最後にはやってほしい。

閑話休題。

それにしても、民主党は(自民党も?)だったら次の首相は誰?という対案・対抗のない、そういう意味では主義も主張もないという政治家らしくない動きを続けているようで、残念に思います。

時事通信 7月13日(水)17時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110713-00000086-jij-pol

民主党の吉良州司、長島昭久両衆院議員らが13日夕、首相官邸に仙谷由人官房副長官を訪ね、菅直人首相の即時退陣を求める同党若手の衆参両院議員11人連名の文書を提出した。仙谷氏は「気持ちは分かる。首相に伝える」とした。吉良氏らは首相に直接手渡したい考えだったが、首相が応じなかった。吉良氏らは今後、党所属の全議員に賛同を呼び掛ける方針だ。

未知なる者への期待も分かりますが、議院内閣制のもとでは選ぶ権利も手段もない私たちならともかく、政権与党の責任が全く感じられません。「自分だったら何をする」という、政権交代後、ひたすら続けてきた“奪、脱”路線ではない、本当のビジョンと政策を語ることでバトンを奪い取ってほしい。

未知への期待は人間の本性かもしれませんが、ほどほどにしないと・・・
このままでは冴えないギャンブラーが泥沼にはまっていく最悪の光景が重なります。

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そういう未知への期待という意味では、我らがジャイアンツも酷い状況になってしまっています。早くも自力優勝の望みが絶たれてしまいました。

巨人自力Vが消滅、新守護神・東野も崩壊
デイリースポーツ 7月13日(水)21時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110713-00000063-dal-base

勝てない試合も事実多いので、原監督の気持ちも分からなくはないですが、新入り、特に新外国人への期待はほどほどにしてほしいです。 会社も同じで、隣の芝は青くて、そこにいる人より、未だ見ぬ人のほうが優秀そうですから。でも、現実はそんなに甘くないわけで。

野手や打順だけではなく、安定的だったリリーフ陣にも先発から東野投手を入れて迷走・・・オールスター前のスクランブルとしてなら理解もできますが、彼が出始めの時の印象が強いように長い回は投げれるスタミナはある。けれども、長期間、コンスタントに投げ続ける体力が彼には欠けているように感じるんですよね。(タバコのせい?もうやめたかな?)
一日、長い回を投げる体力と、シーズンを通じて長い期間を投げる体力は違うはずで、適性を間違えていないかな???と素人目では感じました。

またまた閑話休題。

「人を替えたら良くなるかもしれない」という発想は、実は「今日より明日は良くなる」という発想に反するんです。なぜなら、「今日より明日は良くなる」と思えるならば、今の人で良いわけですから。

明日も今日と同じように上手くいかないかもしれない・・・
あまり良い志向ではないですよね。

人を替えるには、それなりの理由、理由以上にビジョンや戦略が必要なんです。
そう思ったときこそ、リーダーは地に足をつけて、小手先ではない、本当の人事の腕の見せ所なんだと思います。

そうは言っても、明日はきっと良いことがあるでしょう(笑)。

 

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