当たり前の怖さ

浦安などの千葉・湾岸ベッドタウンと東京を結ぶ、と言うより東京とディズニーリゾートを結ぶ京葉線が不通となっている・・・
「普通」にあるモノが「不通」になると大変不便である・・・
当たり前ですけど、我が身に降りかかると許せない出来事が起きています。今回は京葉線ですけど、一文字違っただけで冷静な記事が書けなくなったであろうことを想像しながら今日の日記を書きたいと思います。

「ＪＲ京葉線・全面運転再開は２９日昼過ぎか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000125-mai-soci

東京都千代田区丸の内のＪＲ東京駅地下２階の「鍛冶橋変電所」の配電盤焼失事故で、ＪＲ東日本は２８日、大電流を遮断するブレーカーの不具合が主因だったとの見方を強めた。ＪＲは配電盤の修復作業を続けているが、京葉線の全面運転再開は早くても２９日昼過ぎになる見通し。このためＪＲは２９日の京葉線について、東京―新木場駅間は上下線とも始発から運休。新木場―蘇我駅間は通常の約半分の本数に絞って運転する。（毎日新聞）

東京大停電による大混乱が約１ヶ月半前。いろいろありますね。
「ＪＲしっかりしろ！」という声も聞こえてきそうですけど、ＪＲに限らず同じようなトラブルが今後も必ず起きることでしょう。これだけがんじがらめに便利を詰め込んだ街ですから、無駄と言いますか、いわゆる「遊び」の部分が少なすぎるのだと思います。そうなると、ひとつの障害が思わぬ大混乱を招きかねませんし。
便利な東京はいろいろな意味で実に「危うい土壌」の上に築き上げられていることは、ボクらは忘れてはいけないのだと思います。

電気、ガス、水道、電車、バス、自動車、電話、パソコン・・・
いろいろな「普通」が身の回りにはありますけど、何が一番困るでしょうかね？

ボクが想像すると、水道でしょう。
「おいしい水」で料理は何とかなるかも知れませんけど、
風呂、トイレ、手洗い、歯磨き・・・
先月大きな断水が広島でありましたけど、東京ではシャレになりませんよね。
東京の水道は大丈夫なのかな？？？

みなさん、ハローです。ホディです。

今回の事故による影響は16万7千人だとか。
あまり実感の沸きにくい数字ですけど、ニュースサイトに出ている写真などを見るとそれだけでうんざりしますね。
こういうのを見るたびに、関東大震災が万が一、起きたときにはどんな混乱があるのだろうか？、と。避難マップが一時売れたようですけど、オフィス街ではまず人の渋滞で歩けそうにないだろうな・・・なんて考えたりしています。
そう考えると、怖い街ですよね。

さて、今日はもうひとつ気になる記事が・・・
「テレビ東京・大株主に出向かなかった番組担当幹部を処分」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000112-mai-soci

テレビ東京の菅谷定彦社長は２８日の定例会見で、大株主の元衆院議員、糸山英太郎氏が会長兼社長を務めるゴルフ場運営会社がスポンサーとなった番組を巡り、担当の幹部社員が糸山氏にあいさつに出向かず「礼節を欠いた」などとして処分したことを明らかにした。
番組は昨年４月～今年３月に放送された「ゴルフスーパーバトル」。当時の営業局担当部長を戒告、担当専務と営業局長を厳重注意処分にした（１９日付）。テレ東によると、糸山氏と会長兼社長を務める「新日本観光」は、テレ東の発行済み株式約５％（２０日現在）を所有。日本経済新聞社に次ぐ、第２位の株主となっている。（毎日新聞）

まずこんな社内処分を記事にするかな？？？と疑問を持ちます。
まぁ、それは棚に上げて・・・

きっかけは糸山英太郎氏のこの日記ですよね。
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2006/0825.html

私はテレビ東京の大株主である前にテレビ東京の番組スポンサーだ、私が率いる新日本観光株式会社のスポンサードプログラムとしてテレビ東京のゴルフ番組に昨年だけで約２億円を供している。
某大手広告代理店を通しているからなのか、テレビ東京は内容に対する説明責任を果たしていない。契約書も無く、スポンサーに対して役員一人挨拶にこないで成立してしまう雑なビジネスがこの会社の慣行であるならば、ＴＶ東京は現場から崩壊していくに違いない。

要は、糸山氏はテレビ東京がスポンサーに対して、広告費だけ出させておいて、番組の内容の十分な説明もなく、契約書も交わさないことを問題視されているんですよね。
※別の日の日記では、電通の幹部社員から「契約書を作ると印紙税がもったいないじゃあないですか、だから契約書が無いんですよ」という公然と脱税が疑われるような説明まで受けているそうです。
その指摘に対して、テレビ東京は“あいさつに出向かず「礼節を欠いた」”ことによる処分で回答とは、何とも噛み合わない話ですよね。これが「テレビ東京と新日本観光株式会社とのスポンサー契約のみ」の話であれば分かる気がしますけど、いかにもうるさい大株主に対して、取ってつけたように処分したような印象を持ちましたけど、どうなんでしょう。

ボクが考えるのは、
テレビ東京は、スポンサーに対しての番組内容の説明方法や契約書のあり方について糸山氏の誤解を解くか、それとも、誤った業務手続であったのならば、それを改善することを説明するべきではないのでしょうか？
社内処分なんて、そのあとの話で、
しかも「礼節を欠いた」ことによる処分なんて・・・
これがテレビ局の当たり前なのかも知れませんけど、これまた怖い話です。

最後に、毎日新聞の記事は「大株主に出向かなかった番組担当幹部を処分」という表題をはじめとして、いろいろ誤解を招きそうな感じです。そもそも糸山氏の立場が大株主であり、スポンサーなのでややこしいんですけど。
問題となっているのは、スポンサー契約でしょう。
それを指摘したのが、大株主だったということでしょう。
ここも噛み合わないですよね。

そういうボクも噛み合わない一日でした。