考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

三連休の真ん中

2005-07-17 23:59:59 | 徒然なるままに
今日は夏らしい花火がありました。
昼過ぎに浴衣の人を見かけましたので、どこかで花火があるんだろうな~と思っていたら近くでした。
すっかり花火の音に誘われて、子どもとふたりでよく見えそうな近所の公園まで風呂上りに見学に行ってきました。やっぱり花火はいいですね。

みなさん、ハローです。ホディです。
せっかくの三連休ですが、いつもの週末と変わらない生活。。。

朝起きて、ネットを見ていると、日本テレビのドラマ『女王の教室』の内容に関しての議論が凄いですね。そのドラマのホームページの掲示板を見ると、注目度がよく分かりました。

「天海祐希の鬼教師」ネット論争 (スポーツニッポン) - goo ニュース

ボクは1回目と2回目を少しだけ部分的に見て、昨日は見逃していました。
それだけドラマの内容にはあまり興味がないのですが、先ほどの掲示板を見ると逆にどうなるのか見逃せないな~という気になりました。
掲示板には賛否両論、いろいろな意見がありましたが、なかなか興味深い議論ですね。
肯定派の人は「こんな先生がいて欲しい」というような内容、否定派の人は「悪影響を及ぼすので放送中止を求める」とまで書かれていました。
日本テレビもある程度の反響は予想と期待をしていたんでしょうが、ここまでの反響にどのように対応されるのかも興味があるところです。

ボクがこの問題で一番興味があるのは、世間ではどのような教師を求めているんだろう?ということです。
このドラマの内容が当てはまるかどうかは別として、昔流行った「究極の選択」風にいえば、
 A : 生徒のことを考えている体罰当たり前の教師
 B : 生徒のことを考えていない体罰をしない教師
どっちを選びますか?というちょっと的外れな話を思いついて、ひとりで悦に入っていました。

今どきはあり得ないのかも知れませんが、ボクの中学生の時は体罰当たり前の学校でした。
拳骨、張り手、柔道の投げ、廊下立たされなど、体罰のフルコース。
ボクらのことを本気で考えてくれていたのかは、先生たちのみぞ知るということでボクらには知りようのないことですが、そこまでやらなくても・・・というのが今もその時も思う感想です。

ボクが思うに、言葉による指導だけで教育のできる教師になるのは難しいだろうなと想像しています。
サラリーマンの世界でも、さすがに暴力は少ないと思いますが、言葉だけでマネジメントできずに苦しんでいる管理職、その結果、理屈で理解しにくい大切なことを学べずに苦労を続ける一般社員がいます。
ましてや、子どもを教える学校ではもっと難しい世界なんだろうなと思います。
本当は教師がすべて素晴らしい教育者であれば、体罰もなく、子どもの将来も考えた非の打ち所のない理想的な教育が実践されるのでしょうが・・・

そして「学校」という場所も、今は何をする場所なのかも不明確になっています。
そのような目的が中途半端になりつつある場所で、「教育」をしなければいけないことは相当教師にとって困難な職場になっているんだろうな~と思いました。

少し話が錯綜しましたが、最後にもう少しだけ。
ドラマ「スクール・ウォーズ」で有名な“泣き虫先生”こと山口良治先生の言葉を思い出しました。
※山下真司さんじゃないですよ(笑)
『他人のために涙を流せる人間でありたい』
『「甘やかし」と「しからない」が子どもをだめにする』

また、確かスクールウォーズのセリフだった気がしますが(?)、「おまえらが殴られた痛みは三日で治るが、この悔しさは一生忘れるな」という言葉もあったかと思います。

ボクがやっぱり思うのは、体罰をすることよりも、生徒の将来のことを本気で考えないことのほうが罪が重いと思います。今の先生もがんばっているんでしょうが、ちょっとした行き過ぎ、言い過ぎを重罪を犯した犯罪者のように責められる今の環境はやりにくいだろうな~と改めて想像した連休の一日でした。


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2 コメント

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体罰 (skog)
2005-07-19 09:58:27
hoddyさん、あなたに先生になって頂けたらと思います。体罰を受けたお陰でよくなったという生徒はどれだけいるでしょうか。体罰は与える側のストレス発散です。

無気力教師に尾崎豊の「支配からの卒業」のフレーズはどのように聞こえるでしょうね。
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re:体罰 (hoddy)
2005-07-19 23:07:51
skogさん、ありがとうございます。

今は転職当たり前の時代です。社会人(サラリーマンなど教師以外の職業)経験者をもう少し教師に採用することも必要でしょうね。(ボクが先生というのは生徒が可哀相ですが・・・)そうすれば無気力教師も淘汰されていくんじゃないでしょうか?

そしてそのためには、もっと教師を魅力のある職業とできるように国や自治体などが中心となって「学校のあり方」「教育のあり方」を地道に議論していかないといけないと思います。

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