昨日も今日も比較的遅くまで飲み会でした。
昨日は会社の中の同じような年代で、同じような立場の仲間との飲み会、楽しい時間。
酒の肴は、現在の状況の愚痴、自分でも反省したくなるくらい愚痴、愚痴、グチ・・・
でも、それがボクらの未来への希望の源泉、希望があるから現在を嘆く。
みなさん、ハローです。ホディです。
昨日は飲み会が終わって、家に帰り、シャワーを浴びてから、夕刊に少し酔っ払った状態でトローンと目を通しました。
そうすると、なかなか面白い内容だったので、これは「今日の記事にしたいな~」ということで今日はサラリーマンの悲哀(!?)を書きます。
昨日の面白い記事というのは、日経新聞・木曜の夕刊に連載されている『さらりーまん生態学(いきざまがく)』。(以前も触れましたが)
昨日は作家の江波戸哲夫さんが書かれていました。
「このごろ日本の企業はおかしくないかね」で始まった昨日のコラムでは、江波戸さんの考える原因を推測されていました。少し引用します。
仕事をする際ビジネスマンが意識するのは、利益だけではなく評価、とりわけ仕事仲間の評価である。
利益が出なくても見事な仕事もあり、その逆もある。数字に現れなくても、仕事仲間はそれを見ている。
(恥ずかしい仕事はできない) そういう思いが仕事の質を高め利益につながる。
(中略)
しかしいま日本企業はあまりにも利益にかたむき、利益以外の物差しを持つ仕事師は、居場所がなくなっている。
(中略 )
プロセスはどうでも数字さえあげればいい、ビジネス現場にこういう風が吹き荒れている。
プロセスをしっかり問うことが結果につながるという本筋を見失えばアブハチ取らずになる・・・・・・。
利益以外の物差しを失ってしまったサラリーマン。「プロセスをしっかり問うことが結果につながる」のに、多くの人が本筋を見失っている。
実際もそういう面が強いのでしょうね。ボクらの悩みもそこに近いものもあります。
プロセスが議論されないまま、結果だけが議論される現状。プロセスのマネジメントを怠って、マネジメントしているつもり???。形式だけの組織。
昨日の続きで、また愚痴になりそうですね。。。
また、先日の新聞である注目されているCEOのインタビューが掲載されていました。
昨日の夕刊の記事とは少し内容は異なりますが、気になったので少し引用します。
━トップ人事の発表以来、国内拠点を回り現場の社員と話してきた。
「本音で話せたと思う。現場から『(自社で)買いたいと思う商品がない』という意見が出た時には『あなたたちが作っている商品でしょ。どうして変えようとしないんですか』と。」
━CEOとして(経営の最大の問題点である“部門間の縦割り意識で機能不全を起こしている状況”に対しての)処方箋は。
「可能性のある技術と、やりたい、変わりたいという人たちがいるが、『どうしたらいい』が分からない。変えるには“触媒”が必要。社会が求めるものと、会社の潜在力を結びつける。我々はものづくりの会社で、顧客が『待っていた』というような商品をどう作るかが重要だ。」
CEOにとって「本音」なんでしょうね。
自分たちが作っている商品を変えようとしない従業員への不満。
少し自分の思い込みもありますが、状況を推測しますと。。。
まず、やっと自分の意見が言えるチャンスが来た。そこで「(自社で)買いたいと思う商品がない」と社長に直接話が出来た従業員。
それに、「あなたたちが作っている商品でしょ。どうして変えようとしないんですか」とさらりと応えたCEO。
現実的には一従業員には商品を変えるだけの権限はないですよ。(この会社の制度までは知りませんが)
「変えたい」「変えて欲しい」と思って、勇気を出して社長に伝えた気持ちが「どうして変えようとしないんですか」とかわされたら、きっと返す言葉を失ったでしょうね。
CEOはそのような会社の現状を変えたいと思っているはずなのに、「なぜ買いたいと思う商品がないのか?」という問題の原因をせっかく従業員から聞けるチャンスをみすみす逃した。。。
「どうして変えようとしないんですか」ではなく、「買いたいと思うには何が足りないのか?」「どうしたら従業員の意見が商品に反映するのか?」など聞くべき質問はいくらでもあったと思うんですが、残念ながら「なぜ変えようとしないのか」と従業員の問題に本質をすりかえてしまっている。
まさにここがプロセスの重要なポイントだと思います。
顧客の求める商品を作れなかった会社には、どこかに問題があります。「作れなかった従業員」「変えようとしなかった従業員」に責任を押し付ければ、結果だけの追求にしかなっていない。
残念!!!
もちろん、短い文章からすべての背景を読み取ることはできないので、もしかしたらこのCEOも実際はもっと厳しいプロセス管理を始めているかもしれませんけれど・・・
このCEOに期待をしていただけに少し残念なインタビューだったので、少し厳しい書き方になりました。
実はボクも同じように「なぜ変えようとしないのか?」と上司に問われたことが何度かあります。
前の会社でも、今の会社でも。
残念ながら、この質問には『ボクの力不足です』としか答えようがない・・・
これで話が終わってしまいます。
「このごろ日本の企業はおかしくないかね」
この問題についてのボクの推論は、プロセス軽視と同じ意味かも知れませんが、企業が、あるいは上司が問うものは“現在”しかない。現在を乗り切るための小手先の話しかできない人が多いんではないかと考えています。
未来への希望がない。未来の自分が想像できない。創造できない。。。
“犯罪と知りつつ、醜悪な行為に手を染める”のは現在しか見ていないからだと思います。未来の自分を想像すれば、そのような行為が決して良い結果を生まないことは分かると思うんですよ。そう思いませんか?
アルコールも少し手伝って、少し愚痴っぽい記事になってしまいましたね。
今日は偉い人に囲まれた飲み会でした。笑顔が少し疲れたな。
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