昨日までの天気が嘘みたいに寒い一日になりましたね~
みなさん、ハローです。ホディです。
久しぶりに「Shall We ダンス? 」を見ながら書いています。
何故か役所広司さんに合わせて体が動くんですよね・・・
“私だけ?”
さて、今日は1週間以上も前の話ですが、社会経済生産性本部の『第16回 2005年度新入社員 意識調査』について少し書きます。
内容は、社会経済生産性本部が2005年3~4月に実施した新入社員研修受講者に「若者意識アンケート」を実施し、集計分析をおこなったものです。
社会経済生産性本部がまとめた調査結果の要旨にボクの見方を入れて紹介しますと、
●自分の良心に反する仕事でも、会社のため指示のとおり行動するとした割合が2年連続して4割を超え、新入社員の倫理面での悪化傾向が伺える。
⇒ 確かに「指示のとおり行動するとした割合」は40%を超えて例年と比較して高い水準である一方、「できるだけ避けるとした割合」と「わからないとした割合」がそれぞれ3年前と比べて約6%程度減っている。
1999年と比べると、「指示のとおり行動するとした割合」は約4%、「できるだけ避けるとした割合」は約8%、それぞれ増えている。
逆に「わからないとした割合」は約12%減っている状況です。
単純に「倫理面での悪化傾向」というよりは、「わからないとした割合」が12%も減っている減少のほうが面白い結果のような気がします。
自分の立ち位置を明確にできる人が増えたのでしょうか???
●「従来の基準や慣習に反しても、法律に反しないことであれば、多少強引な手段や方法をとっても問題ない」には3割強が肯定的な意見となった。
⇒ これは少し意図的な書き方のような気がします。
この調査結果を受けたgooのニュースで、
「強引でも問題なし」3割 新入社員、慣習を重視 (共同通信) - goo ニュース
というのがありました。ここでは、
「従来の基準や慣習に反しても、法律に反しないことであれば、多少強引な手段や方法をとっても問題ない」と回答した新人が31・6%にとどまっていることが分かった。残りの68・4%は「そう思わない」と“慣習重視派”だった。
とコメントされていますが、まさにその通りと思います。
またこのニュースの言葉を借りると「ライブドアとフジテレビジョンによるニッポン放送争奪戦の最中」であっても、7割近くが裁判所も認めざるをえなかった強引なやり方を問題ないとは思わないということだと思います。
●大勢としては能力主義や業績主義を希望するなか、年齢や経験によって給料や昇格が決まることを希望する割合がそれぞれ3割を超えた。
●転職に関しては否定的な意見の割合が増加した。
また、「就職先選択に際し、会社に対して求めたこと」の優先順位では「仕事のやりがい」が減少し、「給料がたくさんもらえる」が増加した。
⇒ この2点は確かにそうだと思います。
全体を通して見ますと、この要旨についても当然のことながら主観的にまとめられたものでして、全ての設問のデータ(集計表)を眺めるといろいろ新しい発見ができました!
やはりこのような調査結果は他人の要約より自分で見てみるのが一番面白いですね!!!
(そういう意味では集計表を直接見ていない人はぜひご自身の目で見てみてください)
以下はボクの要約です。
●設問「Q6」「Q7」の項目で、約7割の項目で今まで一番割合が低い(2択なので逆から見ると高い)
※少なくとも8年分のデータがある16項目中の11項目が該当
そうみるとなかなか特徴的な新入社員のようですね。
具体的にはどのような項目かといいますと、
Q6(a)仕事の進め方
「各人の仕事の内容があらかじめはっきりと決められていて、お互いに余計な口出しをしないですむ職場」を選んだ割合
38.4% ・・・1997年以降で過去最低
47.4% ・・・1999年が最高値
Q6(b)担当したい仕事
「自分の個人的な努力が直接成果に結びつく仕事」を選んだ割合
21.2% ・・・1997年以降で過去最低
27.1% ・・・2000年が最高値
Q6(d)給料の決め方(給与体系)
「各人の業績や能力が大きく影響する給与システム」を選んだ割合
65.9% ・・・1997年以降で過去最低
73.3% ・・・2002年が最高値
Q6(h)昇格
「仕事を通して発揮した能力をもとにして評価が決まり、同期入社でも昇格に差がつくような職場」を選んだ割合
67.1% ・・・1997年以降で過去最低
74.6% ・・・2002年が最高値
Q7(a)自分がなじめない仕事を、がまんして続けるのは無意味だ
「そう思う」を選んだ割合
30.1% ・・・1997年以降で過去最低
51.2% ・・・1998年が最高値
Q7(c)結果をちゃんと出せる自信がある仕事については、やり方に細かく注文をつけられたくない
「そう思う」を選んだ割合
51.6% ・・・1997年以降で過去最低
60.1% ・・・2001年が最高値
Q7(d)若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない
「そう思う」を選んだ割合
33.1% ・・・1997年以降で過去最低
48.2% ・・・1998年が最高値
Q7(e)条件の良い会社があれば、さっさと移る方が得だ
「そう思う」を選んだ割合
30.4% ・・・1997年以降で過去最低
43.6% ・・・1999年が最高値
Q7(f)会社の運動会などの親睦行事は、できれば参加したくない
「そう思う」を選んだ割合
18.3% ・・・1997年以降で過去最低
29.0% ・・・1999年が最高値
Q7(g)細かいことは下に任せ、上に立つもの(上司)はいつも大きな目で仕事を見ていて欲しい
「そう思う」を選んだ割合
47.0% ・・・1997年以降で過去最低
55.2% ・・・1999年が最高値
Q7(j)海外で働きたい。もしくは日本人以外の人も多い職場で働きたい
「そう思う」を選んだ割合
35.1% ・・・1998年以降で過去最低
48.9% ・・・2001年が最高値
なんとなく特徴が見えてきますよね?
強引に一言でまとめると、“仲間意識”の強い新入社員が多いということでしょうか。
そう思って見返すと、生産性本部の要約にあった「自分の良心に反する仕事でも、会社のため指示のとおり行動するとした割合が2年連続して4割を超え」た理由も“仲間意識”でくくれそうな気もしませんか?
それにしても、意外と特徴が出るものなんですね・・・
正直、ここまで特徴が出るとは・・・ビックリしました。
「隣の新入社員」と話す時に参考にしたいと思います。
みなさん、ハローです。ホディです。
久しぶりに「Shall We ダンス? 」を見ながら書いています。
何故か役所広司さんに合わせて体が動くんですよね・・・
“私だけ?”
さて、今日は1週間以上も前の話ですが、社会経済生産性本部の『第16回 2005年度新入社員 意識調査』について少し書きます。
内容は、社会経済生産性本部が2005年3~4月に実施した新入社員研修受講者に「若者意識アンケート」を実施し、集計分析をおこなったものです。
社会経済生産性本部がまとめた調査結果の要旨にボクの見方を入れて紹介しますと、
●自分の良心に反する仕事でも、会社のため指示のとおり行動するとした割合が2年連続して4割を超え、新入社員の倫理面での悪化傾向が伺える。
⇒ 確かに「指示のとおり行動するとした割合」は40%を超えて例年と比較して高い水準である一方、「できるだけ避けるとした割合」と「わからないとした割合」がそれぞれ3年前と比べて約6%程度減っている。
1999年と比べると、「指示のとおり行動するとした割合」は約4%、「できるだけ避けるとした割合」は約8%、それぞれ増えている。
逆に「わからないとした割合」は約12%減っている状況です。
単純に「倫理面での悪化傾向」というよりは、「わからないとした割合」が12%も減っている減少のほうが面白い結果のような気がします。
自分の立ち位置を明確にできる人が増えたのでしょうか???
●「従来の基準や慣習に反しても、法律に反しないことであれば、多少強引な手段や方法をとっても問題ない」には3割強が肯定的な意見となった。
⇒ これは少し意図的な書き方のような気がします。
この調査結果を受けたgooのニュースで、
「強引でも問題なし」3割 新入社員、慣習を重視 (共同通信) - goo ニュース
というのがありました。ここでは、
「従来の基準や慣習に反しても、法律に反しないことであれば、多少強引な手段や方法をとっても問題ない」と回答した新人が31・6%にとどまっていることが分かった。残りの68・4%は「そう思わない」と“慣習重視派”だった。
とコメントされていますが、まさにその通りと思います。
またこのニュースの言葉を借りると「ライブドアとフジテレビジョンによるニッポン放送争奪戦の最中」であっても、7割近くが裁判所も認めざるをえなかった強引なやり方を問題ないとは思わないということだと思います。
●大勢としては能力主義や業績主義を希望するなか、年齢や経験によって給料や昇格が決まることを希望する割合がそれぞれ3割を超えた。
●転職に関しては否定的な意見の割合が増加した。
また、「就職先選択に際し、会社に対して求めたこと」の優先順位では「仕事のやりがい」が減少し、「給料がたくさんもらえる」が増加した。
⇒ この2点は確かにそうだと思います。
全体を通して見ますと、この要旨についても当然のことながら主観的にまとめられたものでして、全ての設問のデータ(集計表)を眺めるといろいろ新しい発見ができました!
やはりこのような調査結果は他人の要約より自分で見てみるのが一番面白いですね!!!
(そういう意味では集計表を直接見ていない人はぜひご自身の目で見てみてください)
以下はボクの要約です。
●設問「Q6」「Q7」の項目で、約7割の項目で今まで一番割合が低い(2択なので逆から見ると高い)
※少なくとも8年分のデータがある16項目中の11項目が該当
そうみるとなかなか特徴的な新入社員のようですね。
具体的にはどのような項目かといいますと、
Q6(a)仕事の進め方
「各人の仕事の内容があらかじめはっきりと決められていて、お互いに余計な口出しをしないですむ職場」を選んだ割合
38.4% ・・・1997年以降で過去最低
47.4% ・・・1999年が最高値
Q6(b)担当したい仕事
「自分の個人的な努力が直接成果に結びつく仕事」を選んだ割合
21.2% ・・・1997年以降で過去最低
27.1% ・・・2000年が最高値
Q6(d)給料の決め方(給与体系)
「各人の業績や能力が大きく影響する給与システム」を選んだ割合
65.9% ・・・1997年以降で過去最低
73.3% ・・・2002年が最高値
Q6(h)昇格
「仕事を通して発揮した能力をもとにして評価が決まり、同期入社でも昇格に差がつくような職場」を選んだ割合
67.1% ・・・1997年以降で過去最低
74.6% ・・・2002年が最高値
Q7(a)自分がなじめない仕事を、がまんして続けるのは無意味だ
「そう思う」を選んだ割合
30.1% ・・・1997年以降で過去最低
51.2% ・・・1998年が最高値
Q7(c)結果をちゃんと出せる自信がある仕事については、やり方に細かく注文をつけられたくない
「そう思う」を選んだ割合
51.6% ・・・1997年以降で過去最低
60.1% ・・・2001年が最高値
Q7(d)若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない
「そう思う」を選んだ割合
33.1% ・・・1997年以降で過去最低
48.2% ・・・1998年が最高値
Q7(e)条件の良い会社があれば、さっさと移る方が得だ
「そう思う」を選んだ割合
30.4% ・・・1997年以降で過去最低
43.6% ・・・1999年が最高値
Q7(f)会社の運動会などの親睦行事は、できれば参加したくない
「そう思う」を選んだ割合
18.3% ・・・1997年以降で過去最低
29.0% ・・・1999年が最高値
Q7(g)細かいことは下に任せ、上に立つもの(上司)はいつも大きな目で仕事を見ていて欲しい
「そう思う」を選んだ割合
47.0% ・・・1997年以降で過去最低
55.2% ・・・1999年が最高値
Q7(j)海外で働きたい。もしくは日本人以外の人も多い職場で働きたい
「そう思う」を選んだ割合
35.1% ・・・1998年以降で過去最低
48.9% ・・・2001年が最高値
なんとなく特徴が見えてきますよね?
強引に一言でまとめると、“仲間意識”の強い新入社員が多いということでしょうか。
そう思って見返すと、生産性本部の要約にあった「自分の良心に反する仕事でも、会社のため指示のとおり行動するとした割合が2年連続して4割を超え」た理由も“仲間意識”でくくれそうな気もしませんか?
それにしても、意外と特徴が出るものなんですね・・・
正直、ここまで特徴が出るとは・・・ビックリしました。
「隣の新入社員」と話す時に参考にしたいと思います。
hoddyさんの見方参考になります。これからも見に来ますのでよろしくお願いします。。
こちらこそ、清少納言さんの「ハッブル望遠鏡」の見方はとても勉強になります。
ブログの良さは、こうやっていろいろ幅広い見方を勉強できる事ですね。こちらも見に行きますので、よろしくお願いします。
コメント&TBありがとうございます。
>やはりこのような調査結果は他人の要約より自分で見てみるのが一番面白いですね!!!
まったく同感です!
アンケートの結果を自分なりに見ることって、面白いですよね~