7月28日。日曜日。オレンジ村オートキャンプ場の朝。5時半に起床する。昨夜バイクに朝露がかからないようにカッパをかけておいた。その雨具には水滴がたくさんついていた。
カップめんの朝食をとる。気温は25℃以下の感じで、虫もよってこずに快適だった。しかし日がのぼってくると、テントのまわりは日陰ではなくなってゆく。日向にはいられないのだ。7時15分に出発する。DRはキック3回で始動した。
キャンプ場のみかん山からおりてゆくと、辻に六地蔵がまつられていた。
昨日は夕立を警戒してゆかなかった、安房白浜から洲崎をとおって館山へとまわる、房総半島南端の周遊ルートをゆく。フェニックスのたちならぶ先に野島崎灯台が見えた。
野島崎から洲崎にすすむ。公園がいくつもあるがいずれもキャンプ禁止とある。マナーのわるい人間が野営をして顰蹙をかったのだろう。
館山港にやってきた。やはり南房は海風がはいって気温はあがらないようだ。快適に走れる。
船溜まりの風情もよい。
海岸では釣りをしている人もいた。
船形では祭りに遭遇した。
船の形をした山車や神輿がとおる。ただ祭りに参加している人はすくなかった。
上総湊から国道465号線にはいって内陸にむかう。このあたりから気温は急上昇し、耐えがたいほどあつくなってきた。気温は35℃以上で、直射日光をあびた路上は何度あるのかわからない。こうなるとたのしいツーリングではなく、苦行になってしまった。久留里駅について湧水をくませてもらう。これまでここの水は毎度生ぬるかったのだが、今回はとても冷たくかんじられた。
日向にいると肌がじりじりと焼かれるようだ。
久留里駅のホームには一両だけのディーゼル機関車がとまっていた。
久留里駅前の廃屋のような通路を探索する。
この奥に中華料理店があるとテレビで見たのだ。ここを利用すればツーリングのネタとしておもしろいとおもったのだが、エアコンがないようなのでパスした。
国道410号線を北上し、国道409号線に右折して、上総牛久にやってきた。すると中華料理のチェーン店、珍来がある。都内や千葉、埼玉にお店があるグループの店舗だ。私は板橋のお店を利用していたのだが、なくなってしまったのでまたゆきたいとおもっていた。
人気ナンバー1だという、うま煮ラーメン880円に、
餃子5個450円をえらぶ。
千葉にくると海鮮をたべなければと思うのだが、じっさいはこういうのがいいんだよね。ただラーメンは熱々だから汗がふきでる。食後に外にでると灼熱の気温だから、汗がとまらず、バイクで走りだすとヘルメットの内装がびっしょりになってしまった。その後も熱風をかきわけて帰宅したが、こんなに暑いとバイクにはのれない。1990年型の油冷エンジンのDRも、大丈夫なのかと不安になってしまった。もちろん問題はないのだが。燃費は25、2K/L。
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