令和元年11月23日(土)参拝
・久度神社 (奈良県北葛城郡王寺町久度4丁目9-1)
本日は、三郷町文化センターで公演される『歌劇 ル・トロワ』へ、恒例の桜花参りに出かける^^;
三郷町へは王子駅から近鉄に乗り換えて信貴山下駅まで一駅。
なんと@@!歩いてもそんな大した距離やないことを初めて知った。徒歩15分ぐらいです。
ほぉ~なんやぁ~~、方向音痴の私は、電車に連れてってもらう方が手っ取り早くて安心ゆえ今まで考えもしなかったのですが、そんなに近いのなら開演まで時間はたっぷりあるし、のんびり散策しながらテクテク向かうのもいい案かもしれません。
今回はどこ行く神社の宛てもなく、地図上をあちこち散策してみたところ、着て着て!とばかりに目に飛び込んできたのが、この「久度神社」^^
”クド” っちゅうたら、そりゃもう ”九度山” ぐらいしか私の頭に浮かんでこないものやで、
えぇ~!!! もしかして九度山と一緒なんかしら@@?なんて思ってまう^^;
(違う!ちがう!なんでもいっしょにすればいいってもんでもない!)
そりゃそうでしょうが^^;なんか気になるこの久度神社!? ・・で、住所を調べてみると@@ビックリ!
行く行く!!! 何があるのか行ってみたい。なぜか行かなあかんような気がしてきた~(笑)
っということで、事前に神社の下調べをして当日を待つことに致しました。
◆ 久度(クド)神社 (奈良県北葛城郡王寺町久度4丁目9-1)
JR「王寺」駅下車、10分ぐらい歩いて到着。大和川の南岸堤防を背にして鎮座しています。
境内案内板 より
当社は続日本紀に延暦二年(西暦783年)官社に列せられたとあり、延喜式神名帳(西暦927年)にも載っている古い社です。
また延暦十三年(西暦794年)平安遷都に際し創建された京都市北区の平野神社第二座に当社から遷されて久度神が祀られています。
久度神の『久度』は『窖』の意味で御厨神の総称であり『竃(かまど)の神』(伴信友説)といわれています。
久度神社には現在久度神のほか八幡(寿命・幸福の神)、住吉(水運・交通の神)、春日(子孫繁栄の神)の神をおまつりしています。
今日は澄み切った青空が広がる日本晴れのすこぶるぽかぽか陽気^^紅葉が青空に映えてとってもきれいです。
鳥居には「徳維馨(とくこれかぐわし)」の扁額。
「御神徳があまねく行き届く」というような意味らしい^^;
http://www.y-tohara.com/nara-kudo.html
平安遷都後、平野神社鎮座に当り、久度神を京へ奉遷。
約一千年もの間、主祭神の久度神不在となる。
明治初年には、品陀和気命(八幡神)を主祭神として、天児屋根命(春日神)、底筒男命(住吉神)を祀る。(中央に八幡神、右に春日神、左に住吉神)
昭和17年 橿原神宮の古殿を移転して拝殿・瑞垣・齋館・中門等を造営。
昭和43年、京都平野神社より久度神の御神霊を迎えて現在の四神を祀る。
翌年、本殿造営完工奉祝に執る。 (右(東)より、春日神、久度神、八幡神、住吉神の順)
この地区の名前「久度(くど)」とは「窖(かまど)」を意味しているとある。
そして、更に「窖」の漢字を調べてみると、深い、あなぐら、物を蓄えるために掘った穴などのような意味をもっている。煮炊きの設備を「かまど」、空間そのものを「くど」と呼んで区別している地域もあるとのこと。
そうなると戦にまみれた時代、この集落辺りに財宝を隠したとか^^;ひっそり人里離れ隠れ潜んでいた人がいたかも^^? そんなアホな空想物語を想像しながらひとり楽しんでしまいました(笑)。
そういえば、神社裏の大和川沿いの道は400年前、大坂を攻める徳川軍が実際に通った道なんやそうです。
神社参拝を終えて神社裏堤防の道路へ上がってみれば、本殿裏に流れる大和川のちょーど向こう岸辺に三郷町の文化センターがあることに驚いた。こんなに近かったとは^^;すぐ真後ろです。
慶弔20年(1615)大坂夏の陣
徳川方.伊達政宗軍、先鋒を務めた片倉小十郎が、龍田道、まさしくこの三郷町文化センター前を通り、大阪へ進軍したという記録。
豊臣方の蒋、真田幸村の娘、阿梅がいいかなる経緯か、敵方の片倉小十郎の妻となり。御年、東北に真田家が続いたという事実があるという。(『歌劇 ル・トロワ』公演チラシより)
王寺町と三郷町を繋ぐ194号線にかかる明治橋上から眺めた景色です。
さあ今から向かうは、三郷町の文化センターで行われる『歌劇 ル・トロワ』三人の男女が時代の渦に巻き込まれていきます。そして、、私もその時代にタイムスリップ・・・。
『風にな散らし』 作演出: 北林佐和子
慶長20年(1615年)大坂夏の陣道明寺合戦で、徳川方と豊臣方として相まみえた片倉小十郎と真田幸村。そこに幸村の娘阿梅が加わり、寄しき縁で結ばれることとなった3人の愛の物語を、歌劇ならではの華麗な表現で描きます。
三郷町ゆかりの万葉集「わが行は 七日は過ぎじ 龍田彦 ゆめこの花を 風にな散らし」に、龍田道を道明寺に向けて行軍する小十郎の心情が重なります。
出演 : 桜花昇ぼる(元OSK日本歌劇団トップスター)
鳴海じゅん(元宝塚歌劇団星組男役スター)
沙月 梨乃(元OSK日本歌劇団娘役トップスター)
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