“あの人は気難しいから。”
“あの人はキツイから。”
“あの人は付き合いずらいから。”
なんて親切に教えてくれる人がいる。
余計なお世話じゃ!
自分の主観を押し付けるんじゃないよ!
職場で、
“あの利用者さんは気難しいから気をつけて。”
と新人の若いスタッフに言っている声が聞こえる。
言われたスタッフが、“お風呂に入りませんか?”とおずおず声を掛けている。
“風呂なんて面倒くさい、入らないよ。”と強い口調の利用者さん。
再度、親切に教えてくれた先輩の口真似で誘うが、やはり拒否。
“○○さんじゃないと駄目です。”と休みの先輩スタッフの名を挙げる。
あんたさぁ~その人がずっと休みだったらどうすんの?
自分でやるしかないんだよ。
情けないね。
なんて心で言ってしまった。
「気難しい」そんなじゃないのに。
ちょっとぶっきらぼうなだけ。
洋服の脱ぎ着がおっくうなんだよ。
洋服の上にパジャマを着て、またその上に洋服を着ている利用者さん。
重ねて着るのは簡単だけど、脱ぐのは面倒。
私だってお風呂に入っちゃえば気持ちがいいけど、それまでがおっくうなタイプ。
ただそれだけ。
“入らない!”と2度言われた位で、引き下るんじゃないよ。
ちょっとだけその若いスタッフに優しく物申し、
次回、彼氏が自分の言葉でどんな台詞でお風呂に誘い、
“やっぱ風呂は気持ちがいいなぁ~”と言わしめるかを楽しみにしている真知子であった。
初めて介護の世界に入った23歳の新人君、
学ぶことだらけだけど、
楽しんでよ!
他人の口に惑わせされるべからず。
他人の目を信用するべからず。
自分の目で、自分の心で感じ取って。
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