箕面里山のブログ part2

 里山歩きと山野草のことなど_猪名川町大日山よりみる北西の山やま

樹木までの水平距離を比例計算で求める

2023年12月28日 | 箕面の史跡寺社仏閣街歩き
樹木の高さを測るとき、樹木までの水平距離を知ることが必須です。
(2023.12.27)
人の目につく20m・30mの巻尺を使うことなく、5mコンベックで簡単
に早く測るには…? こんなことを思って下の図を作ってみました。

上図のように対象物を指先でつまんだスケールごしに見たとき、D:A =
W:S の関係になり、測定者個人の腕の長さAにより距離Dが求められます。


対象となる樹木の端とWの位置にターゲットを置きその距離を測定します。
W=3600mmのとき、読み取ったスケール値がS=190mmであれば樹木まで
の距離は D=20084mm(約20.1m)となります。

分度器を水平にして樹木の天端を見たときの仰角が45度(垂直高さ=水平
距離)のとき、スケール値Sを読み取れば樹木までの距離D(=樹高H)が
比例計算で分かります。

ちなみに同じ要領で幹の直径を測ることもできます。
幹は真円でないので、こだわる場合は長径・短径の2方向から測ります。


腕だけでスケールを持つと(両手で持っても)毎回狂いが出ます。
なので、眼とスケールの距離を一定にするため当て棒を用意しました。
D・W・Sが分かっているときのAを数回試算して560mmとしました。
(当て棒の長さは A と同一寸法ではありません)


当て棒はザックに入るよう分割し、スケールの裏に格納しました。



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