昨年は身内に不幸があり、『喪中』となった。実は昨年(2022年)の正月も喪中、つまり2年連続の欠礼となってしまった。
喪中ハガキは前々年の年賀状をベースに11月に200通近く発送した。しかし、これを見ていないのか、私が喪中ハガキを出し忘れたのか元旦に30枚、3日に2枚、4日に1枚の年賀状を頂いた。これには『寒中見舞』を出そうと準備中(今年の寒の入りは6日)なのである。
しかし、30通の中に1通、悩ましい年賀状があった。①全て手書きなのだが、まずは差出人の名前が書いていない。②文面は『今年で新年のご挨拶は誠に勝手ながら今後はご遠慮させてもらいたいと思っております』『おかげさまで何とか元気なまま米寿も過ぎ、今年で九十歳を迎えます』『長年に亘り賀状ありがとうございました。』と丁寧な文面である。さらに③宛名は我々夫婦連名で来ている。
この3つをヒントに推理したが、③から我々夫婦のことを知っているのであれば一緒に働いていた40年前の職場の先輩、上司等しかありえない。というのは私のみがお付き合いした職場のお取引先の方ならば、私のみに賀状を送って来るはずなのだ。そうすると毎年連名で年賀状を送っている人と思ったが、リストには該当する人がいない。(1人いるのだが、年齢は92歳、つまり既に90歳を大幅に超えている)
このミステリアスな年賀状の差出人が誰なのか、気になって致し方のない正月となった。だからといって来年になっても相手からは年賀状も来ないのだから、解決のされることがない。つまり迷宮入り必須の『年賀状』となってしまったのである。まあ、だからといって特に何も起こらないが、気になってしまうのである。
このような事にならないように『年賀状には差出人を必ず書きましょう』と言ってこのブログを締める事にしたい。