第58回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会が1月7日〜22日の期間、京王百貨店7階催事場で開催される。毎年、行く前にそれなりには予習しているが、①今回は物価上昇の折、それぞれの業者が価格をどうしたのか、②値段が高いもの、安いものはどうなっているのかなどを調べてみた。
(第58回)
まずは価格であるが、電気代や輸入品、人件費などの高騰で駅弁も厳しい状況にある。昨年のチラシも保存してあるので34種類(顔ぶれが変わっていたり、商品が明らかに変わっているものを除く)で比較してみる。値段を据え置いた物が10種類、深川めし(東京駅)、元祖特選牛肉弁当(松阪駅)、有田焼カレー(有田駅)、長崎牛カツ弁当(長崎駅)などである。
(第57回)
駅弁トータルの価格では1品平均で1225円→1303円(79円値上げ、6.4%)と意外に小幅な値上げに留まっている。1番上がったのは率・金額とも『海の輝き(小樽駅)』で1780円→2160円となっている。(名前は変わらないが中身が豪華になっているかもしれないが)
(第57回)
有名どころでは『いかめし(森駅)』が780円→880円、『峠の釜めし(横川駅)』が1100円→1200円、『えび千両ちらし(新潟駅)』が1380円→1500円、『牛肉ど真ん中(米沢駅)』が1250円→1350円と値上げもいずれも100〜120円程度に収めている。
(第58回)
高いものはやはりカニ、ウニ、イクラ、帆立などの高級海鮮やブランド牛などを使った物が多い(前出の『海の輝き』、『常陸牛のロースステーキとローストビーフ贅沢盛弁当』/水戸駅/2600円、『駅弁たかのの香箱御膳』/加賀温泉駅/3200円など)。たぶん駅弁としてふさわしいかということもあり、2000円を超える弁当の出品は減っているのではないか。普段のランチでも中々1000円を越えると手が出ないことを考えるとやむを得ないだろう。
高いものはやはりカニ、ウニ、イクラ、帆立などの高級海鮮やブランド牛などを使った物が多い(前出の『海の輝き』、『常陸牛のロースステーキとローストビーフ贅沢盛弁当』/水戸駅/2600円、『駅弁たかのの香箱御膳』/加賀温泉駅/3200円など)。たぶん駅弁としてふさわしいかということもあり、2000円を超える弁当の出品は減っているのではないか。普段のランチでも中々1000円を越えると手が出ないことを考えるとやむを得ないだろう。
(第57回)
一方で安い駅弁として有名なのは『いなり寿司(豊橋駅、30円値上げして610円)』『とんかつ弁当(千葉駅、70円値上げして620円)』などである。特にこのとんかつ弁当がこの値段で提供できるとは、お弁当屋さんの努力には頭が下がります。
(調査表)
コロナ禍で国内旅行も満足に行けない中で是非色々な駅で売られている駅弁を食べてささやかな旅行気分に浸れる素晴らしいイベントである。
また、旅行客の減少もあり、売上確保が難しい業者の少しでも役にたつこともでき、しかも美味しいとあって、もちろん7日には会場に向かうつもりでいる。あんまり買うと怒られるけれど。
会場の様子などはまた次回。