東京駅一番街にはキャラクターストリートがあり、まだお正月休みの親子連れで混み合っている。この辺りを通るたびに感じるのは店による繁閑の差。昨年あたりから『ちいかわ』が1番人気、私がよく行く『すみっコぐらし』『うさまる』なども混んでいるが、某熊のキャラクターや新たに売り出し中の某ウサギのキャラクターなどは閑古鳥。漫才師やブランドなどと同様に可愛らしいが厳しい世界である。
そんなことをしているうちに井の頭五郎のように腹が減った。ラーメンストリートもあるが、今日はカレーの気分。お好み焼き、シウマイの店、白エビとノドグロの郷土料理の店などあるが、今日はカレーと探す。ようやく『ビストロ・クレアンテ』という店を発見。狭いほぼカウンターのみの店、入口の券売機前で悩む。カレーは大きく分けて2種類、『新宿C&Cカレー』と『欧風カレー』。
券売機の写真では『黄色』と『茶色』の違いのようである。少し急いでいたこともあり、一番安い『C&Cポークカレー』(580円)の食券を券売機で購入、カウンターに座る。
1時半近いにも関わらず5人ほど先客がいるが、皆カレーがきているので安心して座って待つ。
予想通りすぐにカレーが到着。カウンターが高いため一度立ち上がってカレーを取らなくてはならず、お客のことをあまり考えていない設計となっている。
また、殆ど具がないのは想定内だが、添える福神漬が補充されておらず、入れ物の底の方からスプーンで全てを掻き出し、ライスの横に据える。味は明大前のC&Cと全く同じ、昔ながらの黄色いうどん粉カレー。でも辛味も効いていて決して嫌いな味ではない。子供の頃には欧風カレーなどなく、こういった味で育ったため、かえって好きな味である。
しかし、ご飯の炊き方がなっていない。どこからか持ってくるのかもしれないが水分量が多すぎて柔らかすぎる。ルーをかければ同じと言わんばかりの柔らかさ、残念である。急ぐ時の腹の足しなら何でも同じとは思っていないが、少し疑問を感じたカレー屋さんである。
隣の若いお姉さんがチキンカレーの大盛を注文していたが、そのご飯の量には圧倒された。ご馳走さま。
ビストロ・クレアンテ
千代田区丸の内1ー9ー1東京駅一番街B1
0362063848