『古墳と遺跡を巡る』東京編①。
東京天文台は東八道路を走り、天文台通りを左に曲がり、少し行くと右手に現れる。天文台裏というバス停の手前に有料駐車場があるのでそこに車を入れた。
構内を歩いているとお隣の図書館の係員らしき人がいたので天文台の警備室をまず教えてもらい、次に『古墳の場所はご存じですか?』と聞くと不思議そうな顔をされ、『古墳なんかないよ。』とあっさり言い切られた。
やむなく警備室に行き、担当の人に話をすると『確かにあるにはあるが、もう発掘調査をして埋め戻したよ。』と言いながら、調査報告書をくれた。
それによると国立天文台三鷹キャンパスのほぼ全域から旧石器時代〜奈良時代の複合遺跡があり、特に全国で4例しかない上円下方墳があるとのこと。警備の人に場所を聞くと最も古い『第一赤道儀室』の奥にあるとのこと。
歩いてすぐのため、天文台見学の前に古墳のところに行く。確かに第一赤道儀室のクラシカルな建物の横に2mほどの小山がある。
その前には古墳を示すプレートがあったが、周りに縄が張り巡らされていて上に乗ることは叶わなかった。
報告書を読むと1970年、71年の2回にわたり発掘調査が行われたが、詳しいことがわからないままであった。そこで三鷹市は土地管理者の国立天文台と東京大学の協力を得て2004〜2009年の5年間に渡り再調査を実施、結果全国的にも珍しい上円下方墳ということがわかった。
古墳の築成年代は玄室から発掘されたフラスコ型須恵器と2点の坏形土師器から7世紀後半と推定されている。同じ型の古墳としては府中市の武蔵府中熊野神社古墳もあり、次回はこちらも見に行くつもりである。
『東京天文台』と『上円下方墳』の関係と言われても中々ピンと来ない。しかし、三鷹市大沢にある東京天文台の敷地の中に古墳があると聞いて行ってみた。
東京天文台は東八道路を走り、天文台通りを左に曲がり、少し行くと右手に現れる。天文台裏というバス停の手前に有料駐車場があるのでそこに車を入れた。
構内を歩いているとお隣の図書館の係員らしき人がいたので天文台の警備室をまず教えてもらい、次に『古墳の場所はご存じですか?』と聞くと不思議そうな顔をされ、『古墳なんかないよ。』とあっさり言い切られた。
やむなく警備室に行き、担当の人に話をすると『確かにあるにはあるが、もう発掘調査をして埋め戻したよ。』と言いながら、調査報告書をくれた。
それによると国立天文台三鷹キャンパスのほぼ全域から旧石器時代〜奈良時代の複合遺跡があり、特に全国で4例しかない上円下方墳があるとのこと。警備の人に場所を聞くと最も古い『第一赤道儀室』の奥にあるとのこと。
歩いてすぐのため、天文台見学の前に古墳のところに行く。確かに第一赤道儀室のクラシカルな建物の横に2mほどの小山がある。
その前には古墳を示すプレートがあったが、周りに縄が張り巡らされていて上に乗ることは叶わなかった。
報告書を読むと1970年、71年の2回にわたり発掘調査が行われたが、詳しいことがわからないままであった。そこで三鷹市は土地管理者の国立天文台と東京大学の協力を得て2004〜2009年の5年間に渡り再調査を実施、結果全国的にも珍しい上円下方墳ということがわかった。
古墳の築成年代は玄室から発掘されたフラスコ型須恵器と2点の坏形土師器から7世紀後半と推定されている。同じ型の古墳としては府中市の武蔵府中熊野神社古墳もあり、次回はこちらも見に行くつもりである。