●様々な呼び名があるのは、本体だけではない
今回は、表題のとおり屋台やだんじりを保管する建物をどう呼ぶか、表記するかについての文章となります。様々な呼称があるのは、屋台本体だけではないようです。その本体を保管する建物、それをなんと呼ぶのでしょうか。
●いきなり岸和田、大阪も??
-小屋-
岸和田では「だんじり小屋」とよぶそうな。 あんなに大きいのに「小屋」なんですねといっていう感想もききました。もともとは小型だったものが次第に大型化したけど、小屋の呼び名はかつての小型だったころの名残といえるのかもしれません。
●播州の蔵・倉
三木市
我れらが明石町では、喋り言葉では「屋台蔵(ぐら)」、「太鼓蔵(ぐら)」、あるいは単に「蔵(くら)」と呼んでいます。これは三木市の三木地区ではおおむね共通しているとおもわれます。
しかし書き言葉では、明石町では屋台「庫」と書いて各配布文書が作られることが多いです。
姫路市
屋台蔵やヤッサ蔵とよんでいるのをききました。姫路市松原八幡宮の「獅子屋台、獅子だんじり、てんてんつく」を保管する建物は、「露払獅子蔵」となっていました。
加東市
加東市では喋り言葉では、「太鼓部屋」と呼ぶことが多いそうです。書き言葉では「屋台蔵」ではなく「太鼓蔵」と書くとのことです。
三木市とちかい地域の呼び名に違いがあることに驚きました。
写真は東小瀬の屋台を保管する建物ですが、隣の町会所と一体となっています。建物の中の一部であるならば、屋台=太鼓が保存されている空間は、「太鼓部屋」となるのかもしれません。
編集後記
今回の記事は、若き祭御宅のR君のご教示によってできました。R君ありがとう😃
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