冷蔵庫を覗くと、蕎麦があった。
「これ、使っていい?」
「どうぞ、お使いください。」
「それでは喜んで。」
作りたかったのは山菜蕎麦。冷凍庫に保存してある春の山菜がまだまだ沢山あるから、収穫の季節が始まる前に、できることなら使い切りたいのだ。
で、冷凍庫から出してきたのは『コゴミ』。これだけでも、そこそこ美味しいのだけれど、脇にあった『ナメコ』も戻して戴くことにした。
これが、超簡単なんですよ。その、肝心なところを記録しておくことにしました。
今回使うのはコゴミとナメコ
コゴミは、湯がいてうっすらと塩してあります。ナメコは、汚れを落として、こちらも茹でてあります。だから、解凍すれば即戦力になります。
ここが大事なところで、冷凍前に汚れを落とすかどうかで仕上がりに大差がつきます。簡単に言えば、解凍してから汚れを落とそうとしても、変に匂いなんかが染み込んでしまって手遅れになってしまうんですよ。とにかく、保存前に汚れを落とすこと。この原則を守れば、超簡単に季節の味が復活します。
ぬるま湯で解凍します
※コゴミは塩してあるので、水にさらすことで塩抜きになります。ナメコは混ざると厄介なので袋に入れたまま。
・コゴミは、使う分だけ長さを揃えます。
・ナメコは半解凍でも問題なし
※なぜかムキタケが参入してしまいました
・山菜蕎麦は、鶏肉出汁がよく合います
・アクを掬い取ったら味付けします
※水800mlに対して、麺つゆ(2倍濃縮)250mlと顆粒出汁少々(3人分)
・まずはキノコを、後半でコゴミを茹でます
※これだけでも、山菜汁として十分に通用します
・麺を指定時間通りに茹でたら、冷水で絞めて
※熱湯にくぐらせたら、素早く盛り付けて
いただきます!
これが旨いんだなあ。しかも、超簡単にできてしまうところが嬉しい。ハフハフ言いながら、みんなで戴きました。
ああ~、やっぱり山菜・キノコ蕎麦は美味しい。
口に運ぶ度に、春山と秋の山の景色が浮かんできます。
いつでも季節の味を楽しませてくれる冷凍庫、本当にありがたいです。上手に活用しながら、1年間の暮らしを豊かにできるのではないかと思います。
冷凍庫君、これからもよろしくお願いしますね。
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