銀杏うまい！

　すごく寒くなってきた。周りの高い山は、軒並み白いベールに包まれてしまった。こうなってしまうと、あと何回山に行けるか、お天気の神様次第という状況だ。
　職場の「いちょう あかりちゃん」は、今回の寒気で葉を落とし始めた。

すごく癒やされていました　でも

あっという間に・・・

　季節の移り変わりの早さに儚さを感じつつも、「冬が来ても、また、春が来るのさ」という楽観が心のどこかにあるから、次の楽しみを探してしまうのだ。
　その筆頭が、これでしょうね。

銀杏が落ち始めました

　実は、以前から目をつけていたんですけど、これまで、手を出せずにいました。理由は、分かりますか？
　木になっている分には、「クリスマスツリーの飾り」で済むんだけど、熟して地面に落ちると、・・・臭いがねえ・・・
　でも、食べたいんだよなあ。
　そうだ、せっかく目の前に実っている食材を採らないでは、マタギの名がすたる。とりあえず、少しだけ持ち帰って、食べ方を工夫してみよう！

　　≪銀杏の下ごしらえ他≫

　今回もネットで情報を集めてみました。でも、イチョウの果肉の落とし方については、『土に埋める』みたいなのが多かったです。その中で、「これは！」と思える情報も見つかったので、組み合わせて試すことにしました。

　下ごしらえの部
　・タライにお風呂ぐらいのお湯を張って、拾ってきた銀杏を入れる

今回は数が少ないので余裕です

　・縁側に腰掛けながら作業開始
　・お湯の中で実をムニュッと押すと種が出てきます
　※お湯だと冷たくない、外だと臭いへのクレームなし
　※ゴム手袋もあるんだけど素手でやっちゃって問題なかった

　・１０粒ぐらいずつ水の中で両手でこすると果肉が落ちます（２～３回）
　※果肉は臭うので、袋に詰めて空いたパックへ
　※ここまで来たら台所に戻ります

下ごしらえ完了！

　ここまで来たら食べたくなります。先に進みましょう！

　調理の部
　・紙の封筒に、銀杏を１０粒ほど入れて出入り口を畳む

こんな感じ

　・レンジで５００Ｗ、７０秒加熱したら

こんな感じ

　食べてみたら、美味しい！！！
　一部、実も破裂してしまったものもあったけど、このぐらいなら問題なしだと思います。

　・殻は、蝶つがいの辺りを軸にペンチかなんかで挟むと簡単に割れます
　・出てきた実に薄皮がついていて取りづらいものがあるときは、少し湿らせると良いみたいです

　お陰様で、美味しく戴くことができました。噂によると、過食は禁物のようなので、家族に周知した上で楽しみたいと思います。

　「あかりちゃん」は、まだまだ沢山の実をつけています。また採ってきて食べる予定なんだけど、量が増えたら、今度は、保存方法だよね。
　晩秋の楽しみが、また一つ増えたみたいです。

　「あかりちゃん」ありがとうね！