outdoor life by mizota

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サウスバイスベイの一日

2006年12月12日 12時58分01秒 | フィリピン クルージング 情報 ヨット
今日もいい天気です。 今日はホロホロ三世を停めている港の一日を紹介しましょう

朝と言ってもまだ暗い午前4時前から「雄鶏の鳴き声」がそこらじゅうから聞こえてきます。 僕らは沖に居るから良い様なものの近くの人はさぞ迷惑だと思うのですが・・・ その鳴声の正体は写真の「闘鶏」に使うニワトリなのです。 フィリピンで闘鶏は一般的で各地に「闘鶏場」があって、お金を賭けて熱気ムンムン・・そしてそれはかなり残酷で相手の鶏が死ぬまで戦わされます 長距離バスに乗ると大抵何人かが穴が開いたダンボール箱に鶏を入れて運んでいます。 鶏の飼い主は「特別なエサ」をやり、羽には脂を塗ったり常に撫でたり擦ったりと非常に大事にしています。 そんな鶏が闘鶏で負けると酷く落ち込んでいます。勝ったら幾らかのお金をくれるみたいですが・・・

夜が明けると小さな帆掛け舟に二人乗りで出かける漁師が何組かいます。 陽が昇ると大きな漁船が一隻か二隻入ってきます。夜の間に漁をして獲れた魚を水揚げするのですが漁船に乗っている人の数を見ると日本人なら誰でもかなり驚くほど人が盛り上がっています ホロホロより少し大きな船ですが50人は乗っています  巻き取りなどの機械がないから大きな網を仕掛けて揚げるのに必要な人数なんでしょうが・・居すぎ

これはフィリピンにはあまり企業がなく仕事がありません ところが子供はタダで作れるからドンドン生産します。その人たちが大きくなると「することが無いから漁師にでも・・」と漁師がドンドン増えます。ベニヤ板の小舟でも作るとなると一万円ほどかかりますからそれが出来ない人は大きな漁船の「乗り子」となるのです。 乗り子は何もなくてもなれますが当然給料は安く、沢山獲れた日は分け前もあるが獲れなかったら屑の魚をオカズに持って帰る程度のようです

普通の「船持ちの漁師」は風があれば帆で移動し無ければ手漕ぎです。この写真の後ろに写っている舟にアウトリガーをつけて行くのですが網をしたり釣りをしたりです。ひょっこり大きな魚が獲れると慌てて戻ってきてその魚を奥さんがすぐ市場に運びます。氷がないし冷蔵庫もないから・・

いずれにしても漁師が魚より多いほど居るのがフィリピンです。

日中はかなり陽射しが強いですがヨットの周りで網をして魚を追い込むために小舟の舷を叩く音やお椀のようなものに柄がついた物を勢い良く水の中に突っ込んで「ドボンドボン」と音を出すのが絶え間なく聞こえてきます。

夕方になると夜釣りに行く小舟がまた帆を張って数隻出て行きます。 そのころ我々はコクピットのテーブルで夕焼けを見ながら晩飯です。 そのあとテレビを見たり本を読んだりして9時ごろに電気を消して布団に入ります。
しばらくして「犬が喧嘩をする声」が聞こえてきます。何故か殆ど毎日のように・・この辺りの犬は皆放し飼いですから夜になると何処かに集まるようです。夜通し時々ですが遠吠えも聞こえます。 猫は滅多に見ませんが犬は沢山居ます。放し飼いのニワトリが沢山居るのに腹の減った犬がいて大丈夫なのが不思議ですが、小さな時にニワトリに近づいて「突付かれている」から大きくなってもニワトリが怖いようです。 


そんなバイスベイの一日が繰り返されています。追ってそれらの写真も掲載します。写真はクリックすると大きく見えます。

HPの「画像貼り付け掲示板」に戻って来た漁船の写真アップしました

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