都市において、局所的に異常気象現象が起こるようになって久しい。
最近読んだ新聞記事で、ある研究者の方の話があった。
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超高層ビルが林立する地域では、そこに当たった風が上昇し、風下の地域で、異常な集中豪雨が起きるらしい
と書いてあった。
東京では、新宿のビル群によって、中野区や世田谷区などでそうゆう現象が起きている。大田区など、湾岸から山の手線周辺の開発されている地域の周辺地域も同じ。
風の方向により、中野区では集中的に雨が降っても、世田谷区では降らない、または逆、をなんども経験している。
この前は、荒川区でいまやっている現場で、ものすごい雨だったらしいのだけど、ここ中野区では、ほとんど降らなかった。
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人間の欲望は、自らを追い込んでいる という証拠。
昨日の神戸で起きた、川が短時間で異常に増水して死者が出たことも、同じような状況なのかもしれない。川の護岸もあだとなった。。
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都市部では、それなりの土地面積がある家が売りに出ると、その庭の木々を根こそぎなくし、更地にし、何区画かの土地になり、密集して家が建つ。
以前は、元の家の庭の木々が、そのごく周辺の気候の調整を担っていた。(と私は考える。。)
庭の木々による水蒸気の発散により、涼しさを感じたものだ。
そこに密集して家が建つと、木々はなく、あっても、おしるし程度。建物と車庫部分のコンクリートで、そばを通るだけで暑さを感じる。風も抜けない。。
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異常気象、温暖化に対して、個人ができる事は、まず、家のまわりに木や植物を植える事だと思う。
新しく家を建てる場合は、、、できるだけ家の面積を小さくし、木々や植栽の部分を増やす考えが、、絶対に必要。
大きな土地を持ち、ゆったりした庭をとる事はもはや不可能。
でも、個々の家が、少しでも、緑豊な環境を作りだしていかなければ、、
この温暖化を ・・・
遅らせる事はできない。
防ぐ・・・・それはできないのかもしれない。。でも、遅らせる事はできる。遅らせる事ができるのなら、産業界含めて国が、世界が、、、その間に変わっていけるかもしれない。
ひとりひとりがやらなくては。。。
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緑豊な街・・・・
それは、環境だけの話ではなく、住む人の気持ちも豊にする。。。
さらに、街の価値が高まる。