大切なたいせつなモノを失うという事は
とても大きな影響を与えます。
その大切なモノが縁遠くなったり
気に掛けなくなったとしても
失った事に気づいた時
こころにぽっかりと穴をあけてしまいます。
その存在が大きいほど、その抜け落ちてしまった穴もまた、
大きいのです
しかし、人は それを時間とともに
「忘れる」という修復をしてしまいます。
もちろん修復できないほど大きな傷となってしまう事もあるでしょう。
忘れてしまうのもいい事なのかもしれません。
でも
失ってしまったモノの存在を今一度考えてみる
という事は、自分が 「生きる」 という事を意識するために
とても大切な機会なのかもしれません。
失ってしまった事は、とても悲しい事です。
深い深い悲しみや後悔を伴うものかもしれません。
でも、そこにまっすぐ向き合わないと
「失った」という事の重要な意味を知るチャンスを
失ってしまう事になります。
忘れてしまいますから。。
向き合うという行為は、孤独な作業なのかもしれません。
暗い森に入り、木を切り続け、光を求める事なのかもしれません。
見つかる「何か」があるのかどうかもわかりません。
ただ・・・・自分が通った後に
新しい芽が顔を出す事になるのでしょう。
失った事に向き合う事は
産み出す事なのかもしれませんね。
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月は、人間の生理や精神と深いつながりがあると言われます。
太陽との対比で 陰 とされますが、
その「陰」とは、
「産まれる」場所
という事なんでしょうね。