「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」試写会
地方ローカル線を舞台に繰り広げられる人間ドラマを見せる「RAILWAYS」シリーズの第3弾
過去作品、1作目は観てないんだけど2作目はやっぱり試写会で観てた。
自分の過去記事調べたら2作目公開されたのが2011年なんだね。2作目から3作目まで7年も間が開いてるんだ。どうしてこんなに開いたんだろう?
あらすじ
奥園晶(有村架純)は急死した歳の離れた夫・修平(青木崇高)の遺骨を持って夫の連れ子の駿也(歸山竜成)を伴い、鹿児島県の夫の実家を訪ねた。
義父・節夫(國村隼)は地元の第三セクター鉄道「肥後オレンジ鉄道」の運転手をしている。初めて見る息子の嫁と孫に戸惑うのの、嫁から息子が亡くなる前にある事情から借金をしており
家賃滞納で借家を追い出されてしまっていく当てがないのでしばらく置かせて欲しいと懇願され、そのまま節夫と3人で暮らす事に。
亡き夫も、そして義理の息子も共に電車が大好きという事もあり、父親を亡くして寂しい思いをしている義息子を少しでも喜ばせたい晶は自ら電車の運転手になる事を決意するのだが…
今回の舞台は「肥後オレンジ鉄道」
わーいわーい!自分、国盗り(←例の移動系アプリゲーですわ)の遠征で何度も肥後オレンジ鉄道さんのお世話になってましてね、というか色んな地方のローカル鉄道に乗っているんですが
その中でもダントツぶっちぎりでお気に入りなのが「肥後オレンジ鉄道」なんです!!
このローカル線は本当に海ギリッギリを走るんですよ。コレがもう本当に素晴らしい景観で…初めて乗った時に本当に感動しましたね。
海沿いを走る時はちゃんと車内アナウンスでお知らせしてくれるという親切サービス付き。しかもラッピング車両も何種類かあるんですが…
じゃじゃーん☆
なんと「銀河鉄道999コラボ列車」があるんだよーだ!肥後オレンジ鉄道ばんざあーーーい!!(画像は2014年の遠征時に撮影したものです)
あ、いかん…つい大好きな路線なので熱く語ってしまった^^;
まあそんなこんなで、劇中にもたくさん肥後オレンジ鉄道の素晴らしい景観が登場しますが、勿論そこも本作の重要な見どころの1つなので皆さんガッツリと楽しむように!←お前ナニモノだよw
さて、本編について。
コブ付男と結婚するも旦那にポックリ逝かれてしまい、残された義理の息子(10歳)と2人で生きていく事を決めた25歳プリプリ女子の奮闘記、という感じですかね。
田舎のぷち閉鎖的な感じとか、義理の息子との心の壁だとか、母親としての自信喪失とか、仕事で上手く行かないジレンマや葛藤とか…この物語設定の人間関係トラブルで考えられる事は大体網羅されています。
嫌味な言い方をすれば「予定調和」ってトコロでしょうかね。でもこの手の人情物語に「とてつもないサプライズ展開」なんて誰も期待していないのでコレで充分だと思います。
本作についてロクに調べてないので恐縮ですが、原作小説…はないんですよね?多分映画製作に当たって脚本があって、そこから遡ってノベライズ化した…という体なんじゃないかと思うんですが。
ノベライズの方では当然ですがもっと個々のキャラクターに関するエピソード等も細かく描き込みがされているのだろうと思いますが、映画は時間の尺問題で色々エピソードを端折っているのであろうと。
それがね…何というか「ああ、ここら辺りはもっと詳しく描かれているハズなんだけど時間の尺の関係で端折っちゃったんだね」というのが透けて見える演出だったのがかなりモヤりましたわね^^;
例えばですが、義父と話していて晶が「自分の親はロクなもんじゃなかったから」みたいな事を言うくだりがあるのですが、それに対して義父は「話したくない事は無理に話さなくてもよい」と語り、
……通常ならそこで晶が語らないまでも幼少時代に親から酷い仕打ちを受けている回想シーンが差し込まれる(ことによって観客に対して晶の親に対するトラウマを提示する)と思うのですが
本作はなーんも触れずにそのまま無言でこのシーン終了~。(はぁ~?)
他にも、チョイチョイ夫・修平との回想シーンが差し込まれているんだけど、出会いのシーンはあれどその後2人が恋仲になっていくプロセスシーンは一切なし。
スーパーで残り1つだった食材を取り合う形になり→シェアしただけでハタチそこそこのプリプリGALがコブ付きのおっさんと結婚するわきゃーねーだろーがよ(怒)、みたいな「説明不足感ハンパねぇ」状態。
後、電車の運転士として見習い期間中、夜間走行中にある大型野生動物が線路内に入り込んでいて轢いてしまうというエピソードがあるのですが、この時の晶の反応がもっそい不自然に感じるというのか。
例えばですが、夫が自分の目の前で車に轢かれて亡くなった、という設定で、それこそ回想シーンで目の前で夫が頭から血を流して倒れているのを愕然と見下ろしている…みたいなのがあれば
「ああ、夫を亡くした時の事を思い出してトラウマになってしまったのですね」と観客は納得出来ると思うんですよ。
ところが足が折れて血を流している野生動物を見て突然狂ったように叫びまくってパニクる…だけでは「えええええ。まあ血を見てビビる人たまにいるけど、それにしてもさー」みたいな気分になりますわ。
まあ、文句タレタレで感じ悪い事この上ないんですが(苦笑)
役者の演技は凄く良かったです。正直…主人公の有村架純ちゃんが一番ハマってなかった、とまで言うとお気の毒かな?^^;
國村さんのいぶし銀の演技はもう今更言うに及ばず、夫役の青木崇高さんも巧いですよねぇ。前妻を出産で亡くしてお葬式をするシーンなんて涙なしには見られません。
子役の歸山竜成くん(←難しい苗字だよね。調べたら【きやま】と読むそーです)もお上手でしたわー。泣きの演技とか最近の子役さん本当に巧い!
基本「周囲の役者さんの名演に支えられて有村架純ちゃんが引き立てられた」という感じでした。
ああ、でも有村架純ちゃんファン向けにいい情報がありますよ!…本作、有村架純ちゃんが惜しげもなく美脚を晒しまくってウッホウホです♪この子足が細くてキレイなラインだなぁ~。
イチャモン先行みたいなレビューになってしまいましたが、ちゃんと泣ける盤石な作りでしたからそこはご心配なく!
要するに内容自体に悪い部分はなかったのでついつい重箱の隅つつくよーな形になってしまった、という感じですかね。すいませんねぇ
何はともあれ、本作を観てまだ「肥後オレンジ鉄道」に乗ったことのない方、是非とも現地に足を運んで素晴らしい景観が楽しめるローカル鉄道「肥後オレンジ鉄道」に乗って下さい!サイコーっすよ♪^^
地方ローカル線を舞台に繰り広げられる人間ドラマを見せる「RAILWAYS」シリーズの第3弾
過去作品、1作目は観てないんだけど2作目はやっぱり試写会で観てた。
自分の過去記事調べたら2作目公開されたのが2011年なんだね。2作目から3作目まで7年も間が開いてるんだ。どうしてこんなに開いたんだろう?
あらすじ
奥園晶(有村架純)は急死した歳の離れた夫・修平(青木崇高)の遺骨を持って夫の連れ子の駿也(歸山竜成)を伴い、鹿児島県の夫の実家を訪ねた。
義父・節夫(國村隼)は地元の第三セクター鉄道「肥後オレンジ鉄道」の運転手をしている。初めて見る息子の嫁と孫に戸惑うのの、嫁から息子が亡くなる前にある事情から借金をしており
家賃滞納で借家を追い出されてしまっていく当てがないのでしばらく置かせて欲しいと懇願され、そのまま節夫と3人で暮らす事に。
亡き夫も、そして義理の息子も共に電車が大好きという事もあり、父親を亡くして寂しい思いをしている義息子を少しでも喜ばせたい晶は自ら電車の運転手になる事を決意するのだが…
今回の舞台は「肥後オレンジ鉄道」
わーいわーい!自分、国盗り(←例の移動系アプリゲーですわ)の遠征で何度も肥後オレンジ鉄道さんのお世話になってましてね、というか色んな地方のローカル鉄道に乗っているんですが
その中でもダントツぶっちぎりでお気に入りなのが「肥後オレンジ鉄道」なんです!!
このローカル線は本当に海ギリッギリを走るんですよ。コレがもう本当に素晴らしい景観で…初めて乗った時に本当に感動しましたね。
海沿いを走る時はちゃんと車内アナウンスでお知らせしてくれるという親切サービス付き。しかもラッピング車両も何種類かあるんですが…
じゃじゃーん☆
なんと「銀河鉄道999コラボ列車」があるんだよーだ!肥後オレンジ鉄道ばんざあーーーい!!(画像は2014年の遠征時に撮影したものです)
あ、いかん…つい大好きな路線なので熱く語ってしまった^^;
まあそんなこんなで、劇中にもたくさん肥後オレンジ鉄道の素晴らしい景観が登場しますが、勿論そこも本作の重要な見どころの1つなので皆さんガッツリと楽しむように!←お前ナニモノだよw
さて、本編について。
コブ付男と結婚するも旦那にポックリ逝かれてしまい、残された義理の息子(10歳)と2人で生きていく事を決めた25歳プリプリ女子の奮闘記、という感じですかね。
田舎のぷち閉鎖的な感じとか、義理の息子との心の壁だとか、母親としての自信喪失とか、仕事で上手く行かないジレンマや葛藤とか…この物語設定の人間関係トラブルで考えられる事は大体網羅されています。
嫌味な言い方をすれば「予定調和」ってトコロでしょうかね。でもこの手の人情物語に「とてつもないサプライズ展開」なんて誰も期待していないのでコレで充分だと思います。
本作についてロクに調べてないので恐縮ですが、原作小説…はないんですよね?多分映画製作に当たって脚本があって、そこから遡ってノベライズ化した…という体なんじゃないかと思うんですが。
ノベライズの方では当然ですがもっと個々のキャラクターに関するエピソード等も細かく描き込みがされているのだろうと思いますが、映画は時間の尺問題で色々エピソードを端折っているのであろうと。
それがね…何というか「ああ、ここら辺りはもっと詳しく描かれているハズなんだけど時間の尺の関係で端折っちゃったんだね」というのが透けて見える演出だったのがかなりモヤりましたわね^^;
例えばですが、義父と話していて晶が「自分の親はロクなもんじゃなかったから」みたいな事を言うくだりがあるのですが、それに対して義父は「話したくない事は無理に話さなくてもよい」と語り、
……通常ならそこで晶が語らないまでも幼少時代に親から酷い仕打ちを受けている回想シーンが差し込まれる(ことによって観客に対して晶の親に対するトラウマを提示する)と思うのですが
本作はなーんも触れずにそのまま無言でこのシーン終了~。(はぁ~?)
他にも、チョイチョイ夫・修平との回想シーンが差し込まれているんだけど、出会いのシーンはあれどその後2人が恋仲になっていくプロセスシーンは一切なし。
スーパーで残り1つだった食材を取り合う形になり→シェアしただけでハタチそこそこのプリプリGALがコブ付きのおっさんと結婚するわきゃーねーだろーがよ(怒)、みたいな「説明不足感ハンパねぇ」状態。
後、電車の運転士として見習い期間中、夜間走行中にある大型野生動物が線路内に入り込んでいて轢いてしまうというエピソードがあるのですが、この時の晶の反応がもっそい不自然に感じるというのか。
例えばですが、夫が自分の目の前で車に轢かれて亡くなった、という設定で、それこそ回想シーンで目の前で夫が頭から血を流して倒れているのを愕然と見下ろしている…みたいなのがあれば
「ああ、夫を亡くした時の事を思い出してトラウマになってしまったのですね」と観客は納得出来ると思うんですよ。
ところが足が折れて血を流している野生動物を見て突然狂ったように叫びまくってパニクる…だけでは「えええええ。まあ血を見てビビる人たまにいるけど、それにしてもさー」みたいな気分になりますわ。
まあ、文句タレタレで感じ悪い事この上ないんですが(苦笑)
役者の演技は凄く良かったです。正直…主人公の有村架純ちゃんが一番ハマってなかった、とまで言うとお気の毒かな?^^;
國村さんのいぶし銀の演技はもう今更言うに及ばず、夫役の青木崇高さんも巧いですよねぇ。前妻を出産で亡くしてお葬式をするシーンなんて涙なしには見られません。
子役の歸山竜成くん(←難しい苗字だよね。調べたら【きやま】と読むそーです)もお上手でしたわー。泣きの演技とか最近の子役さん本当に巧い!
基本「周囲の役者さんの名演に支えられて有村架純ちゃんが引き立てられた」という感じでした。
ああ、でも有村架純ちゃんファン向けにいい情報がありますよ!…本作、有村架純ちゃんが惜しげもなく美脚を晒しまくってウッホウホです♪この子足が細くてキレイなラインだなぁ~。
イチャモン先行みたいなレビューになってしまいましたが、ちゃんと泣ける盤石な作りでしたからそこはご心配なく!
要するに内容自体に悪い部分はなかったのでついつい重箱の隅つつくよーな形になってしまった、という感じですかね。すいませんねぇ
何はともあれ、本作を観てまだ「肥後オレンジ鉄道」に乗ったことのない方、是非とも現地に足を運んで素晴らしい景観が楽しめるローカル鉄道「肥後オレンジ鉄道」に乗って下さい!サイコーっすよ♪^^
テレビのCMを観ただけでも、有村架純に子持ちの役は合わなさすぎと思いました(苦笑)
絶賛過疎りまくりの映画レビューにご来店ありがたや~w
TVの映画CM見た時は「あ?シンママ役?子供の年齢考えると高校生で妊娠して中退した汚ギャル役?」←コラコラ
位に思ってた自分としては「結婚相手の連れ子との義理親子関係」だった事でちょっと納得出来ちゃった感があったわねw