ローライフレックス3.5F プラナー
なが~い間造られ続けているシリーズものというのは人気に偏りがあるものが多いですね。
落ち着いてよくよく見れば人気のないものも良いところがあるのが多いのですが、メディアへの露出とか
その道の大家がベタ褒めだからだとかで差がつくことが多いようです。
今回は数あるローライの中でもおそらく一番人気の3.5Fプラナーです。このデジタル全盛の中、ライカなどはどんどん
お手軽な値段になっているのにこの3.5Fはほとんど値段が変わっていません。最近はデラックスな2.8Fよりも
高価だったりします(^^;)。
その人気の秘密なんでだろうなんでだろう♪と、実際使ってみて思い当たるところはといいますと・・・
まずはもとからクラシックなので古くなってもいつまでも魅力的なデザインでしょうか。このあたり二眼レフの
本家パイオニア元祖であるローライの面目躍如といったところですね。
次に搭載レンズの良さでしょう。泣く子もだまる天下のツァイス製プラナーさまです。
細かく見れば絵づくりはぜんぜんリアルではない・・というより大げさにいえば思い切り転んでいるような気もするのですが
撮影時の記憶よりもかえって絵画的に描写してしまうのですから、まさにミラクルレンズです。
そして私が数ある二眼レフのなかでも一番強力だと思っているところのローライのパワー(3.5Fにかぎらないのですが)は
「みんな思わず笑顔になる人に優しいカメラ」というところです。
実際ローライを首から下げて撮影していますと通りすがりの人やお店の人などから声をかけられることが多いのです。
「すごいカメラですね~」
「ほ~懐かしいですな」
「わ~かわいい!すごい!かわいい!」などなど。過去には旅先の長崎のローカルテレビでインタビューされて
放送されたこともあったほどです。
特にいつも「あやしいカメラおやじ」として見られている厳しい視線に慣れた身体には
若い女性に「かわいいかわいい」と連発されると快感です。もちろんかわいいのは私ではなくローライなわけですが(^^;)。
ローライフレックス 3.5F プラナー75mmF3.5 F16 1/8 ベルビア50
プラナーの描写はいろいろなところで紹介されまくっていますので、誰もやらないネイチャーフォトに挑みました(^^)。
F16まで絞っても岩の立体感がすばらしく、これはやはりプラナー様の威力です。
ローライフレックス 3.5F プラナー75mmF3.5 開放 1/60 ベルビア50
もちろん開放絞りのプラナーさまの実力もすごいです。水木しげるロードの鬼太郎さんですが
喜んでモデルになっていただけました。大きな瞳やちゃんちゃんこの質感は、プラナーだけが出せる独特の
雰囲気ではないでしょうか。背景のボケ方も。ただの電線をこれだけとろけさせた描写をするのですから
ポートレイトのレンズとしてはやはり唯一無二ですね(^^)。
カメラを構えただけでみんなを笑顔にするほんわかカメラがローライフレックスです。
もちろんポートレートだけでなく普通の撮影にも使えます。町撮りスナップを
される方にもオススメですよ。
さんはんのプラナーは経験がありません.違いはあるという方とわからんちゅう方が居られ,多分私にはわからないでしょう.
大昔複数台の35mmクラシックを下取りに,藤井さんで買った気がする.
コレとSWAで旅に出るのが夢だったりします.
描写は,ニューマミヤ6と解像力同等,色は淡く諧調豊富という印象.
お手元のプラナーの画像は凄いですね.引き込まれそうな渓流の質感です.
しばらく二眼レフはロッコールやトプコール,エクスプレスなどに浮気しましたが,しっかりクセノタールも使ってあげよう...
lensmaniaさま
コメントありがとうございます。
クセノタールと比較しますと少々青っぽいですね。
忠実なクセノタールドラマチックなプラナーというところでしょうか。
以前モノクロでポートレートを撮影するのにプラナー
を持参したつもりが間違ってクセノターを持参してしまい撮影が終わってから気がついたことがありました。
けれどモノクロでは違いはわかりませんでしたね
(^^;)。
どっちも良く写るし間違って使っても
問題ないという結論になりました(^^)。