ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
気がつけば早2017年も3月なかばになっております。
2006年ごろに「もう時代はすっかりデジカメ!」といった風潮だったのです。
が、どっこいフィルムの種類は減ったもの、いまだに入手できますし現像もできます。
私のように趣味で写真撮影しているものにとってはデジカメでの撮影はいわば
インスタントのカップラーメンといったところです。一方のフィルムカメラでの撮影は
こだわりおやじがやってる一日36食の限定ラーメンて感じなのです。
まあ、食べればどっちもおいしいんですけどね(^^;)。
最近若い方々を中心に、フィルムカメラを使われている人が増えているそうで
まことに喜ばしい限りです。コダックにいたってはエクタクロームを復活させてくれるとか(^^)。
そして中判カメラファンの間で静かなブームになっているのがゼンザブロニカです。
とくに初期のフォーカルプレーンシャッター搭載のマシンはイストテクニカルサービスという
修理屋さんがメンテをしてくれるそうで、ますます人気のようです。
レンズもツアィスやニッコールといったブランドがラインナップされてますしね。
フォーカルプレーンシャッターのブロニカは若い方におまかせすることにしまして
おじさんは全く人気のないレンズシャッタータイプのゼンザブロニカSQで
行ってみることにしましょう。
レンズシャッターシリーズのほうがフォーカルプレーンのシリーズよりも
むちゃくちゃ安く入手できるからというのもあるのですが(^^;)。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F8 フジカラーPRO400N
またまた期限切れのフジカラーPRO400Nフィルムがカメラバッグの隅から出てきました。
あまり冬の屋外での撮影向きのフィルムではないのですが、貴重なデッドストック品ですから
使わないわけにはまいりません。
このカメラは1998年・・すなわち、平成10年に限定200台で発売された限定版です。といっても
外装の貼り皮の色が茶色なのと、記念バッジが付いているだけです。特にノーマル版と仕様が違うわけではありません。
実は売れ行きが悪くなって不良在庫にならないようにパーツのストックをメーカーが体よく処分・・あわわ、
貴重な資産を有効に使って新しいユーザーに提供し、中判カメラの魅力を発信しようとしたわけ
ですね(^^)。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/15 F16 フジカラーPRO400N
曇りの天候で使うようなフィルムではないのですが文句は言えません。
残念ながらなんともどろどろな発色になってしまいました。
しかも三脚で撮影しているのに水平が取れていませんね。われながら忸怩たる思いがします(TT)。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/8 F8 フジカラーPRO400N
またまたまっすぐに撮影できてません。レンズシャッターでブレが少ないというのがSQシリーズの
セールスポイントです。遅めのシャッターにしてみましたが標準レンズで撮影するとあんまり関係ないようです。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F5.6 フジカラーPRO400N
実にみごとなだるま夕陽が撮影できたのですが・・スタジオ用ネガカラーPRO400Nだとこんな色です。
夕陽の撮影ですからベルビアも持参していたのですが、慣れてないカメラゆえフィルム装填に失敗して
まるまる一本貴重なベルビアをパーにしてしまいました(TT)。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F8 フジカラーPRO400N
手持ちでの撮影にもチャレンジです。ローライのささやくようなシャッター音に慣れていると
ミラーのバタンコ感がすごく感じられます。ミラーの作動が終わってからの「ペチ」という
電子シャッターがなかなか脱力させてくれますです。
ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 開放 フジカラーPRO400N
開放絞り・最短距離での撮影です。ボケ味は二線になってけっこう残念感がありますね(^^;)。
もっとも中判カメラで接写するなら、ちゃんとマクロレンズを使ってください!ということなのかも
しれません。
今回ブロニカで撮影していましたら、「お!ブロニカですね!懐かしいなあ」と
通りすがりのおじさんから声をかけられました。(私もおじさんですが)
「いや~まだまだフィルムでがんばっているんですよ♪」
と愛想をふりまきます。フィルムだってブロニカだってまだまだ遊べますよ~とアピールです。
本当は若い女の子から声をかけられるほうが嬉しいのですけれども(^^)ゞ。
私は接写好きなのでTTLフラッシュが魅力でAiが欲しかったのですが15年前はまだ高かったので,安さに負けてSQ-ASafariにしました.写真会館にS80/2.8Safariがあるのを知っていましたので,晴れて合体.
SとPSでかなり進化したようですが,どうなんでしょう.
OSカメラさんに出入するブロニカ担当者がPE時代に,レンズ設計はツァイスを超えたと豪語していたと伝え聞きました.ただしショットのガラスだけは敵わないとか.
PEを買い足すか,絞ればなかなか良いSで我慢するか,悩みます.
でも二線ボケなんですか,うーん.ツァイスを超えてはいないのでは.
最近はSQ-AiもAも価格変わらないので,海外通販でゲット.でももはや中判でがんがんフラッシュ接写をする気力は衰えてしまい...
Aiはプラスチック部分が増えて友人は質感がどうのと仰いますが私は軽くなったので評価しています.
バコペチは仰る通りで笑っちゃいました.
この被写体は春日野道近辺ですね.ガスタンクや公園のフグ遊具に見覚えがあります.
ずっと多忙で,先週ようやく綱敷天満宮に行ったらもう梅はほとんど終わりでがっくり.また来年です.
コメントありがとうございます。某ハー〇オフでアルミケースに入ってセットで販売されていたのでつい衝動買いしてしまいました(^^)ゞ。スペシャルエディションなのは年式が少なくとも1998年以降で、少しでも新しいと思った次第です。
最初はミラーが上がると同時にシャッターが切れる→シャッターが閉じたのちミラーが復帰という理屈がわからずスローシャッターがこわれているのでは?と焦ってしまいました。
SQ-ASafariをお持ちとは!さすがでございます。小生も接写がしたいのですけれども(アルミケースのセットにマクロ100mmもついてました)露出倍数がかかりますから、AEファインダーが欲しくなりますね。バージョンがいろいろあるようですがやっぱり新しいタイプのほうが良いのでしょうね。
ご存じの通り,SQ用の近距離設計レンズは,初期のマクロ表示なしS105/3.5に始まり,倍率1:4のPS110/4マクロ,タムロン合併後のフローティング等倍PS110/4.5に変遷しました.
ご懸念の性能ですが,105/3.5は近接設計と言いながら後の2本と較べて近接画質は高くありません.一般用も狙って開放f値を明るくしているためかもしれません.勿論f8より絞れば伍する性能になります.
フローティングなしのf4と等倍f4.5は,1/4までの画質は差がありません.
f4はそれ以上の倍率は中間リングかベローズが必要ですが,1:1の性能はf4.5モデルと差がありません.
フローティングのf4.5を更に延長したら性能が落ちるか,1:4モデルに劣るかとベローズで2:1までテストしましたが,意外にもf4と変わりませんでした.
つまり性能は拮抗しているので,コンパクトなf4を必要に応じて延長して使うか,大きいが便利なf4.5を使うかという選択に過ぎません.
ワーキングディスタンスについて差があり,f4.5はフローティングに伴い焦点距離が短縮し1:1では実焦点距離80mmくらいで,f4を延長し1:1にしたときより随分レンズ先端から被写体までの距離が短くなってしまいます.ただしその代わりレンズ繰り出し量が少なく,等倍での実絞りはf4.5のほうが明るいようです.
ボケについては検討していませんが,f4.5モデルはタムロンSP90マクロの中判拡大と思いますので,f4.5は悪くないのではないでしょうか.