前のパソコンを買ったのは2000年ジャスト。マジで前世紀。まだ営農していたときだったから、ちゃんと必要経費として減価償却までやってました。農業収入の青色申告ソフトも入れてたし。
それから十年。ふつうなら2、3台は買いかえてなきゃおかしいぐらいの年数を、わたしのVAIOはひとりでがんばってきた。
大きなトラブルは一度だけ。前に「フリーズ!」で特集したように、完璧に固まってしまい、修理のついでにOSの入れ替え。ウィンドウズのMe(なつかしー)から2000(涙でるー)に。で、そのまんま突っ走ってきたんだからえらいでしょ。
「っていうか、よくハードディスクが壊れませんでしたよね。ふつう、逝っちゃいますよ」
と学校にやってくるパソコンサポーター。その意味ではラッキーだったんだろう。
でも、CDドライブが動かなくなったり、これまたなつかしのCRTディスプレイが映らなくなったり(さすがに液晶ディスプレイ購入)、満身創痍。
そんなけなげなVAIOとどうしてお別れする気になったかというと、それはOSのせい。マイクロソフトが各OSに賞味期限をもうけているのはご存じだろうけど、同時にウィルス対策ソフトまで更新できなくなっちゃったのである。
なんだよウィルスバスターよぉ。連日添付ファイル付メールを出しているわけだから、さすがにこれはやばい。まあプロバイダの方にも毎月お金を払って、データを“洗って”はいるんですけどね。
でも、いざ買うとなるといろいろめんどくさい。また最初のときみたいにセットアップに手間がかかったりするんだろうな、みんなのメールアドレスを移植するのもフリーズのときとは桁が違うめんどくささだろうし……と先延ばしにしていたら、学校の端末が更新されることになり、なじみの業者がやってきた。ええいこうなったら
「ウチのパソコンも更新するっ!」
「毎度ありがとうございますぅ!」