みんなー、ちゃんとおぼえろよー。このnick of time ってイディオムはなー、ギリギリセーフって意味だ。英語圏の連中はめちゃめちゃ使うぞ。テストにも出るぞ……出る、と思う。自信ない。
なんで“時間の刻み目”がこんな意味になるのかなー。まあいいや、あいつらの考えることはよくわかんない。え?いいじゃねーかオレも日本人だからよ。
で、十年以上も前のジョニー・デップ主演映画のタイトルでもあるわけだ。いやはやこれがよ、「真昼の決闘」なんかといっしょで、劇中の時間と作品の時間がシンクロしてるって仕掛けよ。センセイの世代だとマーシャ・メイソンが出てきただけで泣けるんだけどまあそれはともかく。
でもさ、これってまず無理なのよ。いいか、映画ってのは観てる客の感情をゆさぶるために、いろんなテクを使う。
あ、いちばんわかりやすい例が「巨人の星」かな。映画じゃねーけど。
あの30分番組で星雄飛馬は三球ぐらいしか投げないだろ平均。そんな感じでもドラマの流れが観客を納得させる。でも、そんな自由な時間フローを使わないってことは、よほどの自信がないとなー。ってことでそんな実験が娯楽映画で許されるのはジンネマンとヒッチコックぐらい。ジョン・バダムではちょっとしんどいわな。
なにぃ?「24」はどうなんですかってぇ?ったく近ごろのガキは扱いづらいなー。