青い夏 伊勢正三&山本潤子
Vol.49「教員採用試験」はこちら。
40代女性。右のかかとが痛くなり、近くの総合病院の整形外科を受診して通風と診断されました。痛みは1、2週間で治まると言われたものの、実際には2か月以上かかりました。薬は当初から飲んでおらず、食生活に気を付けていますが、再発が心配です。(埼玉県・M)
人生相談というより、健康相談だな。同じ病気を発症したばかりなので気合いを入れて読む。
びっくりした。
いや女性が通風を発症したことにではない。男性の方が圧倒的に多いとはいえ、女性だって数は少ないながらも通風患者がいることは承知していたので。
わたしが驚いたのは、この人は薬も飲まないで2か月も我慢したってこと。
少なくとも痛み止めぐらいは処方されたんじゃないのかなあ。もしもそうでもなかったら、どんだけ痛みに強いんだ。
よく、女性の方が痛みには耐性があるとか言います。出産の痛みに男性は耐えられないだろうとか。だから公平を期すために男性には通風を与えたのでは?なんてことまで考えたりした。いやしかし我慢強い人だなあ。わたしなんか通常の痛み止めに加えてステロイドまで処方されてようやく痛みから抜け出したのに。
回答者の蔵城雅文大阪市立大講師は、通風についてこう総括している。
・痛む前段階の「予兆期」を経て、強い痛みが24~48時間続く「極期」に入る
・その後、痛みが弱まる「軽快期」が1~2週間あり、発作が治まる
・痛みが強いときに活動すると尿酸の結晶がさらにはがれるので安静が必要
・発作があるときに薬で尿酸値を下げると、尿酸の結晶が溶けようとしてはがれ落ちる
・食事はカロリーを抑え、動物性たんぱく質、ビールも極力控える
・激しい運動は逆効果。ウォーキングや水泳などの有酸素運動が効果的
……しまったあ。わたしは結晶を押し流すためにいっしょうけんめい運動を(痛いのに)やってたけど、あれってよくないことだったんだなあ。
にしても、やっぱり予兆ってあるよね。あ、来そうだ、ってわかるもの。それにしたって「極期」ってネーミングはあの痛みにぴったりすぎる。
本日の1曲は山本潤子と伊勢正三のデュエットという、わたしの世代にはたまらん「青い夏」
Vol.51「黙とう」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます