Vol.21 「都合のいい女2」はこちら。
40代女性。恋心を持った男性に振られ、人間不信に陥っています。
現在、夫と離婚の裁判中で、そろそろめどがつきそうです。高校生の長男、中学生の長女、小学生の次女の3人の子がいます。
5ヶ月ほど前にあった同窓会の後、幹事の男性から猛アタックされ、子どもを含めた私たちを助ける、守ると言ってくれ、私もひかれていきました。
ところが、会う約束のキャンセルが続き、連絡なしで来ないことまでありました。理由を聞くと、過去の奥さんの浮気や彼女から詐欺被害を受けたことがトラウマで、それを思い出して連絡できなかったと言います。さらに飲み会のお金を私が払わないことに嫌気がさしたなどと言い、ただの同級生に戻ろうと連絡がありました。
私の親友は、彼の言うことは全部ウソで、私が信用しすぎだと言います。離婚して、しっかり働いて子どもを育てないといけないのに、吹っ切ることができません。(京都・I子)
……これはもう、お友だちの言うことが100%正しいですよね。なにがトラウマだよ、やってることは浮気の典型例である“同窓会の夜”。ちょいとうかれて離婚直前の同級生をナンパする……なんて類型的、なんてわかりやすいダメ男。
だいたい、「きみも、きみの子どもたちも僕が守る」なんてセリフ、どういう神経でかましてるんだ。その同じクチが飲みの金を払わないとブーたれている。
要するに、セックスだけが目的で、その目的を達成してしまったら三人の子の父親になる難行におそれをなして逃げまくっている根性なし。こんな男とは「ただの同級生」に戻るのすら手ぬるい。そいつの性根がわかってむしろラッキーでした。
それにしてもこうやって条件反射的に嘘がつけるタイプっているんだなあ。そして、それをつい信用してしまう人も。まあ、自分にしても弱っていたらすがってしまうだろうな。気をつけよう。あ、自分に回答してしまった。
……本日の1冊は養老孟司&南伸坊の「超・老人の壁」。例によって養老孟司という人はすごくこわいです。
Vol.23「年上の女」につづく。
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