宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

標高1830mで撮ったM31

2017-09-27 20:54:00 | 天体写真(冷却CCD)
2017年9月24日~25日明け方にかけて撮影して来ました。
170分の撮像でしたが雲と水蒸気が多くて難儀しました。
オマケにややピンぼけてしまい、最高解像度での表現は無理でした。

M31 , 17X600s , 170min Total , Dark=3 , SkyFlat=5


今回はフラットもダークもピントも外してしまいました。
非常に不満足。
しょっちゅう雲くも攻撃に遭いながらもガイドミスはゼロ。

とは言えですね、
このM31、HDRではありません。
K-1(デジカメ)では絶対に中心部が白飛びする訳ですが、
低感度、低解像度の冷却CCDではご覧の通り全く飽和していません。
これは凄いと感じます。
時代遅れのSony ICX413AQですが、7.8μm画素は丁度良く、
600万画素と言う低解像度ながら、モニターでドット by ドット表示
しても現実的な拡大率で扱いやすいです。

NGC6990 , 10X600s , 100min Total , Dark=3 , Flat=4


これはオマケ程度の出来です。

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撮影日時:2017/09/23-25
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1830m)
天候:24日夜のみ薄雲、通過雲、超夜露だが一応晴れ
気温:12℃->7℃
星空指数:50
シーイング:3/5

撮像鏡筒:ZWO-CN15F4 15cmF4ニュートン反射 , fl=600mm
カメラ:Orion StarShootProV2(Sony ICX413AQ APS-C)
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4

赤道儀:SkyMaxⅣ赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.13
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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