65cmF12カセグレン望遠鏡のガイドスコープを変更しました。
旧:60mmF4アクロマート
新:SkyWatcher EVO STAR72EDⅡ+QHY5L-ⅡM
PHD2のマルチスターガイドでM100を10分間ガイドテスト。
カメラ:ASI-294MC(非冷却)
イイ感じなので続けて1カット3min×10枚撮像。
ダーク無し、フラット無しのため、アンプグローノイズ部を除いてトリミング。
7800mmもあるとオフアキでは上手く行きません。
元々追尾精度が良く、ノータッチトラッキングが出来るシステムですが、
フォーク型ゆえ、正中前後でやや不安定な挙動を見せることがあるため、
オートガイドシステムを組んであります。
60mmF4アクロマートに対し、72mmEDのアドバンテージは確実にあると感じました。
まず星像が小さい。
赤フィルターを掛けて収差を減らそうとも考えていましたが、ED鏡筒にして正解
だったようです。星像が小さいとシーイングの影響が減少します。
PHD2での赤経・赤緯アグレッシブネスも25と小さく設定し、積分時間を5秒と
長めにしています。これによりRMS=0.39"角となりました。
今までは0.5"角程度が最良でしたので、ED鏡筒の効果が有ったと思われます。
<徹底的に静電気対策>
QHYカメラはASIカメラに対して静電気に弱いと感じています。
QHY5L-ⅡMガイドカメラの撮像部分が破損することが多く、ジャーマネで認識されてPHD2で接続
出来るも画像が出ない、マウスを動かていると画像が出ることがあるものの、止めると
フリーズするなどのトラブルが頻発しました。(合計6台)
そのため、コントロールデスク周りとドーム入口に静電気対策を施しました。
静電気除去マットと除電パッドをD種接地しています。
絨毯の上でプラスチックの椅子に座って作業していると、人体が20000[V]程度に帯電します。
その状態でUSBコネクタなどを触ろうものなら一発です!
これで安心して観測が出来ます。
以前にも書きましたが、
QHY5L-ⅡMカメラで接続は出来るものの画像が出ない・・・
マウスを動かしていると画像が出るものの、止めるとフリーズする・・・
動画を再生していると画像が出るものの、止めるとフリーズする・・・
ような場合、
設定-システムー電源とスリープー電源の追加設定ープラン設定の変更
ー詳細な電源設定の変更にて、
PCI Express
リンク状態の電源管理
設定:オフ
にしてみて下さい。
たぶん解決します。
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