それはそれとして、こないだ謎がひとつ解けたので書いておきます。
前に漫画版の「カムイ外伝」を読んでいて、猫の話がありましてね(泣けます)。そこで、カムイにありがちな作者・白土三平さんの豆知識というか解説が入るわけですね。
その内容は、雄猫はたまに自分の子供を食い殺す、子殺しという事を行うのだが理由などは分かっていない・・というもの。
まあ、猫にも虫の居所が悪いときがあるんだろう・・と思ってたんですけど、先日施術させていただいた方が猫に詳しく
「猫って、同時に複数の精子で妊娠できるんですよ」
という事をお聞きしたんです。その時には気づかなかったんですけど、後で「ああ!」と。膝を打ったわけです。
恐らく猫は人間と違って感覚が鋭いから、子猫が自分の遺伝子を受け継いでいるか、別の雄猫の遺伝子を持っているかということが(本能的に)判別できるんだな、と。確かにもしも確実に自分の子供かどうかを判別できるのならば、母猫に育てさせるのは自分の遺伝子をもったものだけに絞ったほうが合理的ですからね・・。
実際、人間でも虐待なんかが起きるのは養父の場合が多いと言うし、所詮我らは遺伝子の乗り物に過ぎないという話は本当かも知れませんね。
ちなみに、たまにこういう話になって色々と(母数は少ないですが)聞いてみると、男性は自分の子供はもちろんですけど、結構よその子供も可愛がる人が多く、女性はもうとにかく自分のところの子供が第一という人が多い(気がする)。
人間はもともと乱婚だったという説があって、そうなると、ひょっとすると集落の子供が自分の子供の可能性もあるわけで、子供全体を世話する習性が残ったのかと(ここらへん、橘玲さんの本の読みかじり)。集団で生きる人間にはそっちの方が都合が良かったと言う話ですよね。
しかし女性は、まあよっぽどのことがない限り自分の子供は間違いようがないですから、確信を持って我が子を優先するという性質が残ったのか、と。
えーと・・オチは無いんですが、まあ、カムイ外伝の猫の話は良いぞ!と。
十文字霞崩し!!