いや、面白かった・・・経済学って「行経済学」が出たあたりで、もう打ち止めなんじゃないの?とか思ってたんですけど、既存の理論では説明できない事がまだあるそうで。まあ、ちゃんと全部説明できるようであれば市場の歪みも出なくなってしまって、大逆転のロマンは失われてしまうんでしょうけどね。
でまあ、面白いと思ったんだけど実際のところ自分の身に直接関わることでも無かったので、ほとんど覚えてないっす。
ただ、「ムッ!」と感じたのは購買力平価仮説の話。この指標は大昔からあって、結局は全然機能してないという話になってたんだけど、著者さんが修正を加えて新たにグラフにしたものを見ると・・サンプルのグラフではドル円のみのものだったけど、見事に中央値からプラスマイナス10%(だったかな?)の値にほとんどの場合収まってるのが見て取れるのでした。そして現在、ドル円はそのバンドの上限に達してる状態でして、要するに、ここから更なる円安はちょっと考えにくいと言う状態。まあ、あくまで過去のデータなので、今後も当てはまるのかは分からないけど、1つのフィルターとしては役に立てられるのでは無いかと。同じようなグラフを他の通貨でも作ることが出来れば・・これはちょっと調べてみなくてはなるまい。
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