☆骨折10日目
先生から、炎症を止めるために漢方をつかいますと言われて薬局へ行ったのだが、服用した翌日から明らかに腫れが引いてるのが良く分かる。これほど変化があるとは・・・
それでも湿布は嫌なのでシャワーの後に、超安全クリーム(炎症抑えるといわれている)を使ってリンパマッサージを・・・。
後は変化といえば、手のひらが痛い・・普段、出来るだけハードな力が手のひらにかからないように暮らしているので、松葉杖で体重がかかった動きを毎日やってると(腕は太くなってきて明らかに楽になったが)、手のひらは変わらず痛いのだった。
運動はしないといけないけど触診力が衰えたら困るので、まあ、もう少しだし無理な外出は控えようか。
☆骨折8日目
今日は検査の日。往復はさすがにしんどいので行きしなはお父さんに連れて行ってもらう。帰りは運動にちょうど良いだろう。
一週間で完治させる心構えで過ごしていたので、さすがにレントゲン結果を見るまでは緊張・・・が、みごとに裂け目が残ってます。あ~あ・・。
話によれば腫れがまだ引いてないのが骨折を長引かせる原因となる(と、前回はそんな事言ってなかったのに)らしい。そうだったのか・・。
しかし、炎症は周囲の筋膜の再構成などに必要だと思うから(痛みも無かったし)あえて炎症を止めなかったのが災いしたかも知れないな(湿布は成分の経皮吸収が嫌だったし結局薬局には行かなかったのだ・・あ・・・懐かしいフレーズになってる)。
安全策ということで来週の木曜日までギブスは継続。その後はサポーターでロボット歩きオッケイとの事。ま、歩ければいいや。けど、ベッドを持ったりは出来ないだろうから、出張はちょっと無理かもなぁ
☆骨折6日目
朝起きると久々に足の甲の血管が、ほんのちょっとだけ浮いている、やった! 昨夜クリームを使ってリンパ流しと両手を使って擬似ポンプ運動をした甲斐があった。足の骨折は初めての経験だけど、昔ながらの完全固定式だとこういうケアは出来ないわけで余計に治りを遅くしていたのではあるまいか?
ビームを当てて栄養を取って、出来る範囲で動き回ってようやく掃除をする。布団の上げ下ろしも出来ないので久々の万年床状態でちょっと気になっていたのだった。
足の痛みは、どうも骨折そのものと言うよりは、激しくひねった時の深い筋膜のネジれと、むくみによるツッパリだという気がしてきた。気にならないので思わず足をついてしまいそうになるが、ま、それだけからだが無意識で警戒を解いているのだろうと前向きにとらえておこう。
ここんところ指にずっと負担がかかっていたので、ま、休息が取れてよかったかもね
☆骨折5日目
例のビームを貸してくださってる方から電話。その人は占い師なのだが
「今年は僕の星のケングウにゴオウが入る年だから気をつけなさい。骨折された日は、調べてみたらやはり悪い日で、些細なことが大事を起こす日です」
との事。骨折のくだりは(恥ずかしくて)言ってなかったのだが、「ささいなこと」と言えばこれ以上ささいな事もないわけで、確かに・・。けど、起こってから言われてもね!と思う。でも、今日は気をつけて!と言われてもきっと不安になるだろうから・・占い師ってのも大変だろうなぁ・・とか考える。
昨日ギブスを外したときに足首から先がやたらと腫れというよりはむくんでいたのが気になり、まあ、覚悟はしていたが、やはりショック。こうなったら鍼を打つか(自分で自分に打つのは別に法的な規制は無い)・・・まあ、手の指に打つんだけど。
一昨日からやろうと思っていたのだが、消毒用アルコールが無いので打てなかった。今日は運動のついでに薬局まで松葉杖で買い物に出かけようと決心する。
出来るだけこっそりと移動していたがそれでも何人もの患者さんにすれ違って恥ずかしい。
無事にアルコールを買って帰ってくる頃には汗だくである。早速打とうと思ったが・・やっぱり怖くなって明日に延期することにした。
汗をかいたので本日のシャワータイムにするか・・とギブスを外すと昨日よりも更に腫れているというかむくんでいる。特に人差し指は根元に鬱血によると思われる紫色の斑が見られて、不安になる。
下腿のポンプが働かない上に、足を上げて寝ているわけでもないし、足をブンブン振り回して松葉杖散歩をしてきたのでしょうがないが、これを解消しないと早期治癒はおぼつかないであろう・・いよいよやるか・・・
骨折部位は明らかなので、そこへの直接アプローチは避けて、浅い部分の筋膜から始めてリンパドレナージュ、深部の筋膜リリースなどを行う。
結果、皮膚の色もそれほど左足と比べてそれほどそん色なく、指の腱もうっすらと浮かんで良い感じになってきたが、就寝前にチェックすると、また戻っていた。
足のポンプが使えないのもあるけど、やはり就寝時に足を上げてないのが大きいな・・それと、ギブスの固定により、外くるぶしの下にあるリンパの通路がほぼ遮断されている状態なので(先ほど散々流したが)、それだなぁ・・と。
一週間で治すという野望は達成できるのか? とりあえず摂取しているサプリをメモ
マルチミネラル(Mキシモル)、ノニジュース、カルシウム、グルコサミン&コンドロイチン、交野のおいしい水、オメガ3&6、成長ホルモンを出す例のヤツ
あと、本日は父親がもらってきたウナギをいただきました。
☆骨折4日目
ここ三日間、引きこもりを続けていたが本日は選挙の投票日、出ないわけにはいかない。
日差しの弱まる夕方を狙って出発、松葉杖は小学校二年生以来だが、当時は飛ぶように走っていたものだが、ウェイトが増したせいか結構腕に来る。途中3度ほど立ち止まって手を休ませつつ、汗だくになって近くの小学校へ。
外出ついでに帰路、7-11へ寄り道して買い物をする。馴染みの店員さんと骨折トーク。
帰宅後、身体を動かして汗をかいたせいか気分が実に良くなっているのに気づく。やっぱり引きこもったり寝たきりだと精神が病んでしまうな・・と実感する。明日からも杖で出歩くとしよう、と決意する。
しかし、杖での移動は(慣れてないのもあるけど)結構身体に負担がかかる。特に腕は普段使わないだけに鍛えられてるなぁ~と実感できる。治る頃にはひょっとすると少々マッチョになってるかも知れない。
汗をかいたのでギブスを外してシャワーを浴びる。昨日は注意してなかったが、やはり足は結構腫れている。野望としては全治3週間のところを一週間で治してやろうと思っているので、色々と触りたいところだが・・とりあえず明日からにしよう。
☆骨折3日目
すでに寝ている事に飽き飽きしている。特に土日は相場も無いし・・。
昨日、光線治療機を薦めてくださった方からお電話をいただく。もっとポータブルな機械で、横浜大学で骨折後の効果が証明されていると言う「バイオビーム」を紹介してくださる。しかも、わざわざ家まで持ってきてくださるという・・・何と言うありがたい・・・
話によれば、骨折後、このビームを朝昼晩と5分ずつ当てていただけで、一週間後には骨折していた場所も分からないくらいに見事に治り、痛みもまったく残らないのだとか・・・とりあえずサプリやツボとはバッティングしないだろうから早速使わせてもらう。
後は、ツボをグイグイやったりPCで雑用を処理したり、電話の受け答えをしたり、ビデオを見たりして過ごす。相変わらず痛みは足を付いたりしなければ無いので、なんとも社会に申し訳ない気持ちになってくる。
夜、あ、そうだテクニックの勉強とかをすればいいではないか・・とまだ読んで無かったスティルテクニックのテキストを持ち出してくる。
寝る前になって全身が猛烈に汗臭いということに不快感を覚える。ちょっと前まで涼しかったのに・・
そこで思い切ってギブスを外してシャワーを浴びることに。浴室でコケると、もう、終わりなので最新の注意を払って浴びる、実に気持ちがよい! このギブスを考えた人に感謝しなければ・・
☆骨折2日目
目が覚めたが、動いてないので食欲も無いし、サプリを飲んで、パソコンでの雑用を処理しながらひたすら手のツボ(先週の木曜日から習っている手のツボで全ての症状に対して結果を出すという療法によるもの)を押す。
痛くてしょうがないが、たまたま体験者で同様の処置をしたところ(その方は鍼灸師でその他の活性させるためのツボなども含めて全身打ってるが)、一週間くらいで普通に歩けるようになったという事なので、実験も兼ねてグリグリやる。非常に痛いところがちゃんと骨折部位に関係する場所なので、こりゃ天の采配かという気分になってくる。
明日の予約をお願いしますという電話があり、その方に事情を話すと色々と考えてくださって、まずは光線治療機を貸してあげるといわれる。が、昔うちにもあって相当図体がでかいので、運び込むのも父親を煩わせると思って、どうやって断ろうか・・と思案する。
テキストを読むのもまだちょっとしんどいのでこの際、溜まってるビデオを鑑賞しよう・・と思い立ち、ツボをグイグイやりながら鑑賞。
☆骨折1日目
お昼からだと思っていた患者さんが実は夕方からであったことが発覚。予定が空いてしまったので、テニスボールを使った背中のメンテをやっていたらいつの間にか眠ってしまった。
焦って目を覚ましたが(この時自覚症状は無かったが)、右足の感覚がほぼ無いくらいに痺れておりいつもの調子でスタン!と立ち上がったらどうやら足首が内反(内側に入り込むこと)していたらしい、しかし痺れているのでそれが分からず全体重を反動付きでフォロー無しで乗っけてしまうことに・・(書いてても嫌な気持ちになってくるよ)。
「パキン!」
聞いたこともないような鮮やかな音、が、痺れてるので痛みは無い。時間を確かめてまだ予約の時間まで30分ほどあるので安心したが、音が気になる。心理的に冷や汗をかきながら足首を見ると・・足首ではないが足の甲の外側に直径1.5cmくらいのポッコリした腫れが・・・
あ~・・漫画「はじめの一歩」で見たことあるけど、これってほぼ間違いなく骨折だ・・と直感。あの時どこかに出かけていれば・・とかせめて眠ってしまわなければ・・とか後悔したが、しょうがないのですぐさま患者さんへ電話。
「すいません、今、足が折れたようなので今日は無理ですワ」
と連絡し、とりあえず痛みがないうちに優しい力で周囲を筋膜リリース(固定された後では無理だと思ったので)。もしかしてただの捻挫で腫れも引くかも?と思ったが、まあ、無理だろうと思ってお医者へ。おっと、その前に炎症や痛みに対して超効果的と言われているノニジュースを飲まないといけないな、グビリ。じゃ、出発!
だが、保険証がどこにあるか分からない。思えば、病院へ行くって東京のときに血液検査をしてもらった時から実に8年ぶり。電話で父親に電話して在り処を聞きだし無事発見。
とりあえず駅前の整形外科もやってる病院へ行こうと思ったが移動手段が問題だ。父親はゴルフで遠出してるし、徒歩も自転車も無理って事で、もうスーパーカブで行くしかないか!
だが、カブはスタートがキック式なのが次の問題となった。色々と思案したが踵に力が集中するようにして乾坤一擲、この一蹴りに賭ける!
無事に起動。幸い、シフトチェンジは左手、ブレーキは右手で操作できるので超超安全運転で走行。病院へ着く。受付でよっぽど 「急患です!」 とこっちから伝えようかと思ったが、「多分骨折してます」と伝えただけでちゃんと順番を待つ。
幸い、ほどなく呼ばれてまずはレントゲン。「えらい腫れてますね~」とコメントをいただいて撮影。
とりあえず指は動くし足に体重をかけなければ痛みは無いので楽観的に考えていたが、診察結果は・・
「右第五中足骨の骨折です。3箇所折れてますね。短腓骨筋腱が猛烈に引っ張って折れたんですね。普通はその前に体勢を崩すとかでここまでならないんですけど、痺れてたのと寝ぼけてたので反応できなかったのでしょう」
とのこと。更に
「この骨折が・・あなたの生活に及ぼす影響は・・甚大です」
とのコメントに絶句。甚大・・って・・。まあ、改めて聞いてみると松葉杖を使わないと駄目、少なくとも二週間は足をつけてはいけない、仕事も無理・・とか、想定の範囲内だったので安心する。
処置としては昔の完全固定とは違って、今ではその場で足にフィットして固まる半固定のブーツ的なギブスがあるんだね(9年前に手の骨折したときには無かった)、それをその場で作ってもらう。これは自分でとることも出来るので洗ったり出来るのが利点です・・という事だったが、それ以上の意味でこれはラッキーなことだった。リンパの流れが滞るのを再潅流させることが出来るからな(ちょっとオステ的でしょ)。
薬の処方箋をもらったが当然無視してそのまま帰宅。が、松葉杖2本を携えてどうやってカブに乗れば良いのか・・・? 考えた末、「根性で乗る」と決定して搭乗。が、例によってキックスタートが壁となる。そこらへんを歩いている通行人に頼んでキックしてもらおうかとも思ったが(話の種になるし)、松葉杖を使って擬似キックにて成功。宝島のシルバー船長の気分である。
そのまま低速で駅前を松葉杖2本を抱えた状態で走り、無事に帰宅。ちょうど父親が帰ってきたので事情を説明して、とにかく横になる。
夜の予約の方、翌日以降の予約の方々に電話で連絡。新規の方もお二人いらっしゃったのだけど
「え~すいません。実は、1時間ほど前に足を折りまして・・」
と切り出すと、ことごとく絶句の後に 「お大事に」 の言葉を下さる。患者さんから言っていただいちゃったよ。しかし、事故ほど大事ではないけど、どこにも責任を持っていけないので対外的には恥ずかしいかな・・という程度。
ひょっとして夜は痛みが出てきたりするかな?と心配したがそんな事も無くらくらく就寝。
こうして一日目は終わったのであった
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