細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」の鬼サン

2005年03月14日 | Weblog
●M-035  3月14日(月)13-00  <FOX試写室>
「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」Hide and Sheek(2005)米
監督・ジョン・ポルソン 主演・ロバート・デ・ニーロ ★★★
デ・ニーロの新作スリラーはダコタ・ファニングと共演。自殺した母の事件がトラウマになって自閉症気味の娘の転地療法のために、心理学者の父親デ・ニーロはニューヨーク郊外の一軒家に娘とふたりで引っ越す。しかし近所の住人は異常者が多く、娘ダコタの心理状態にも異常さが目だつようになる。怖い。こわい。コワい。
これは家の悪霊がふたりを悩ますホラーかと思っていたら、どうも母親の霊に問題がありそうだ。と、途中までは面白い展開。そうか、娘がエキソシスト状態になるのか、と思ったらそうでもない。
これ以上は映画評論家としてはストーリーを明かす訳にはいかないが、デ・ニーロが心理学者にしてはおかしな部分が目立つようになって、結局、ラストには納得が行きかねる。あの絵は誰が描いていたのだろう。変なスリラーだ。