細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●「約束の旅路」も栄光への脱出なのか。

2007年01月11日 | Weblog
●1月10日(水)12-30 東銀座<松竹試写室>
M-001 「約束の旅路』Va, vis et deviens (2005) 仏
監督・ラデュ・ミヘイレアニュ 主演・ヤエル・アベカシス ★★★☆☆
今年初めての試写だ。
またもアフリカ混迷のテーマだ。
スーダンの9才の少年が、難民としてイスラエルに移送され、養子として育てられたが、長引くアラブの紛争で、青春はズタズタにされる。
それでも生きる夢を捨てず医師としての資格をパリで取り、スーダンにいる難民救助医療チームをして母を探す。
話は「十戒」から「栄光への脱出」にも描かれたイスラエルのユダヤ人の果てのない迷走を、まさに少年期から青年に成長していく感動の大河ドラマとなっている。
ドラマとしてはよく出来ているが、このような実話ものが多い中では、平凡な展開だし、140分は長い。