●6月4日(月)13-00 京橋<映画美学校第一試写室>
M-070 「街のあかり」Lights in the Dusk (2006)フィンランド
監督・アキ・カウリスマキ 主演・ヤンネ・フーティアイネン ★★★☆☆
アキ監督は、自身の「敗者三部作」と称して、この作品も世の中の人間戦争に負けた男の「孤独」をテーマにしている。
アグレシブな映画の多い中でも、監督の負け犬感覚が好ましいのは、ユーモアがあるからだ。
前作の「過去のない男」の記憶喪失は哀しくて泣けた。
しかし、今回の夜警勤務の男は、ユーモアもなく孤独だけに浸っていて、他人との対応もネガティブだ。
これも孤高に生きる男のダンディズムではあるが、我等の「健さん」のように、強くもない。
ひたすら殴られるサンドバッグ人生。
その美学は理解できるが、この孤独男ヤンネの対応には、どうも共感が湧かなかった。
どこか心のなかに達成感が見たかったのだが・・・・、それも甘いのでしょうかね。
M-070 「街のあかり」Lights in the Dusk (2006)フィンランド
監督・アキ・カウリスマキ 主演・ヤンネ・フーティアイネン ★★★☆☆
アキ監督は、自身の「敗者三部作」と称して、この作品も世の中の人間戦争に負けた男の「孤独」をテーマにしている。
アグレシブな映画の多い中でも、監督の負け犬感覚が好ましいのは、ユーモアがあるからだ。
前作の「過去のない男」の記憶喪失は哀しくて泣けた。
しかし、今回の夜警勤務の男は、ユーモアもなく孤独だけに浸っていて、他人との対応もネガティブだ。
これも孤高に生きる男のダンディズムではあるが、我等の「健さん」のように、強くもない。
ひたすら殴られるサンドバッグ人生。
その美学は理解できるが、この孤独男ヤンネの対応には、どうも共感が湧かなかった。
どこか心のなかに達成感が見たかったのだが・・・・、それも甘いのでしょうかね。