細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●「恋とスフレと娘とわたし」おせっかいママの老婆心。

2007年06月15日 | Weblog
●6月14日(木)13-00 渋谷<ショウゲート試写室>
M-075 「恋とスフレと娘とわたし」Because I Said So (2006) universal 米
監督・マイケル・レーマン 主演・ダイアン・キートン ★★★☆
「花嫁のパパ」のダイアン・キートンが、離婚ママで演じる「花嫁のママ」のようなコメディ。
三人娘の末っ子のマンディ・ムーアが、なかなかいいボーイ・フレンドに恵まれないので、ママが勝手に候補者選びをする。
その老婆心ぶりを、「アニー・ホール」から30年のダイアンが大張り切り。
よけいな出しゃばりの連続で、名優ダイアンも、全編で躁状態。
演出が弱いせいで、完全に彼女の騒ぎ過ぎ映画となった。
離婚した元亭主と似たような相手を選んではいけない、と奔走するのはいいが、これではいい男も逃げてしまう。
娘の人生は彼女のもの。過保護な熱演にも閉口してしまった。