細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『エリザベス/ゴールデン・エイジ』は激動で孤高の女性映画。

2007年12月05日 | Weblog
●12月3日(月)13-00 半蔵門<東宝東和試写室>
M-147 『エリザベス/ゴールデン・エイジ』Elizabeth-The Golde Age (2007) universal UCJ
監督・シェカール・カプール 主演・ケイト・ブランシェット ★★★☆☆☆
1587年。
25歳でイングランドの女王になったエリザベスの、パート・2ともいえる大作だ。
前作では「わたしはイングランドと結婚した」とラストで宣言した女王の青春。
恋はままならず、スペインの無敵艦隊がロンドンに迫った。
これは「ゴールデン・エイジ」ではなく、むしろ「デンジャラス・エイジ」。
恋に破れたが戦争に勝ったクイーン・エリザベスの波乱の日々が鮮明に描かれている。
ケイトはこの演技で、オスカーの雪辱を果たすだろうか。
凄まじい名演がシャープで新鮮だ。
歴史ものの、古色蒼然さはない。

2008年2月、日比谷スカラ座でロードショウ